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2011年8月29日月曜日

現状の把握とこれから(未来)のこと




大学3回生のとき、就活をしていく中で
商社というものに憧れを持ちました。

”社会、世界にインパクトを与える仕事”に魅力を感じていました。

しかし、就職活動をしていく中でどうも違うんじゃないかという気がしました。

海外でバックパックをしたこともなければ、世界中の貧しい子どもたちをこの目で見たこともない。
なのに、「世界で困っている人たちの役に立ちたい」というのはおかしいのではないかなと、ふと思いました。

じゃあ、なにをするのか?

その結論は、出ませんでした。



「30歳までにやりたいこと見つける」という目標を立て、人のマネジメントを学びたかったので飲食店で働くことにしました。


働いて2年ほど立ったときに、週刊ダイヤモンドの”社会起業家特集”というのを見て「これだ!」と思い、仕事を辞め、教育分野で働くことにしました。


そのときから、今、3度目の夏を迎えました。

仕事を辞め、人に相談し、団体を作り、メンバーを集め、イベントを開催。
その後、NPOでインターンとして働きながら、いくつかの企画を実施。
付随して、事業計画を練り、ブラッシュアップを重ね、白紙に戻し、また考える。
その繰り返しでした。

悩み苦しみ、喜び、笑い、いろいろあった2年でした。


今まで、それほど目標を持たずにやってきました。

僕自身、どうも目標を立てるのが苦手だったこともあり、敢えて目標を立てずに、目の前のことにガムシャラにやってきました。


しかし、2年ほどやってきてわかってきた(業界に関すること、なにが難しいか、どれくらい時間がかかるかなどなど)こともあり、ここらでキチンと整理をし、今後の見通しをつけようと決めました。


今年の目標を決める。
2〜3年での目標を決める。
起業までのロードマップを作る。

などを中心に考えていこうと思います。

2011年8月1日月曜日

利益をあげられないNPOの3つの理由


以前、G-netの秋元さんにお話を伺っていて、

NPOで利益を出すのは難しいですよね」という話をしました。


そのときに、すごく参考になることを聞いたのでシェアしたいと思います。



NPO法人は、非営利企業です。
しかし、利益を出さないと職員の給料を出せませんし、新規事業などを手がけることも出来ません。

助成金は、人件費を賄えないことも多く、いつなくなるかもわかりません。
そのためにも、自主事業を回すことがNPOには求められます。

そういった事業をする際に活用できるフレームワークです。



<利益をあげられないNPOの3つの理由 >

1. 顧客にお金がない
2. お金に変える力がない
3. 良いことではない


1. 顧客にお金がない


では、1つ目から順番に見ていきましょう

これは、多くのNPOが直面する問題です。
フリーター支援、ホームレス問題などへ取り組んでいるところを考えてもらえればわかりやすいと思います。


この場合は、顧客から直接お金を取るよりも、他のビジネスモデルを作ったほうがうまくまわるかも知れません。
広告などのように第三者からお金を払ってもらう形です。

国や学校、企業や市町村などから代替してもらうというのが考えられます。




2. お金に変える力がない


これは、経営者のビジネススキルの問題です。

どれだけ良いことをやっていても、ビジネスモデルの作りかたや魅せかた、告知の方法などが出来なければ利益をあげることは難しくなります。

3つの中でも、ここが一番大切であり、分岐点となるところだと僕は思っています。






3. 良いことではない

言い換えると、「ニーズがない」ということです。

社会にとって良いことだとしても、顧客に取って良いことでなければサービスを受けようと思う人はいません。

どれだけ、良かれと思ってもそれはただのエゴかも知れません。

自分勝手の思い込みだけで、実は顧客はそんなサービスを求めていないことも多々あります。

接客態度が悪くてお客さんが減ったラーメン屋が割引サービスを実施してお客さんを増やそうと努力するようなものです。





まとめ


社会にとっても、顧客にとっても必要だと思われるサービスは必ずうまくいくと僕は信じています。

NPOが利益を出すと言うことを語ると、訝しげな顔をする人たちがいます。
しかし、それはまだそれだけ認知度が低いだけの話。

ボランティアベースで活動をしているNPOが非常に多いと思います。
それはすごく素晴らしいことだとは思うのですが、活動をしている人がいろいろなものを犠牲にしながらやっているものというのは、やはりどこか無理があります。

良いことをして、利益を出し、給料も一般企業並みに払えるようにする。

そうすることによって、NPO業界がもっともっと活性化し、社会も良くなっていくと思っています。