なぜ、桃太郎は鬼ヶ島へ行って鬼を倒せたのか?
僕たちD.Liveは、
『誰もがどんなときでも自分の可能性を信じられ前向きに挑戦できる社会を創る』
というビジョンを持って活動をしている。
子どもたちがなにかやりたいことを持ち、挑戦できるために必要なことは4つだと思っている。
桃太郎のケース
昔話で出てくる桃太郎。
彼が鬼を倒すのに必要だったものがいくつかある。
まず、応援し、きび団子を持たせてくれたおじいさん、おばあさんの存在。
(→ 1. 見守ってくれる人の存在)
見送られ、向かう途中で出会う、イヌ、サル、キジという仲間。
(→ 2. 励まし合える仲間)
そして、鬼ヶ島という向かう先。
(→ 3.こんなことがしたいという想いや目的)
最後に、鬼を倒した刀。
(→ 4. 生きていく上で必要な武器)
以上の4点があることにより、桃太郎は最終的に鬼を倒してめでたしめでたしとなる。
こどもしゅっぱん社で子どもたちに与えたい武器とは?
今回は、「生きていく上で必要な武器」についてもう少し詳しく書いていく。
桃太郎の武器は刀。
では、子どもたちにはどんな武器が必要だろうか?
自分に自信を持つことができ、「なにかやってみたい!」となったとする。
「やりたい」ことが具体的にあったとしても、どうやるかがわからなければ絵に描いた餅だ。
想いが強くても実行が伴わないとなにも出来ない。
実際に取り組んでいる中では様々な問題が起き、それを解決しないことには最終的なゴールにたどり着けない。
そのために、現実社会で子どもたちが戦えるよう、武器を届けたい。
具体的には、企画力(考える力)、発信力(伝える力)、文章力(書く力)、取材力(話しを聞く力)の4つだ。
なにかしたいと思ったら、まずはその企画の内容を具体的に決める。
企画が決まれば、それを書面に落とし、人に伝える。
実行にあたって、いろいろな人にアドバイスをもらったり、協力してもらうことも必要になってくる。
それらの力をトータルで学ぶのが、こどもしゅっぱん社だ。
いかに成功体験を増やすのか?
子どもが自信を持てるかどうかは、うまくいった経験の数が大きい。
その成功体験を増やせるように、基礎体力をこどもしゅっぱん社ではつけている。
実際に企画を考え、どうやって実行するかを考えていく。
その中で、様々な考え方やツールを紹介。
問題解決の手法、アイデアの出し方。
大学生でも学ばないようなことも勉強する。
レベル的には「これは難しいのでは?」と大人は思ってしまうほどのこと。
でも、「この企画をしたい」「実際にやってみたい」という想いが学ぶ意欲に火を点ける。
子どもたちは貪欲に学ぶ。
ビックリするくらいの集中力を発揮する。
大人が唸るような発言をする。
実際に授業をやっていて、「この調子でいったらどんな大人になるんだろう?」とワクワクしてくるぐらい成長していく。
どれだけ実戦で使うか
剣道の練習をどれだけやっても、刀で鬼を倒すのは勝手が違う。
机の上だけで勉強していても子どもたちは楽しくない。
どれだけ実戦で使っていくのか。
こどもしゅっぱん社のプログラムは手段にすぎない。
その活動を通して、力が育まれていく。
その力は、ただマシンでトレーニングして鍛えた魅せる筋肉ではなく、実戦を通して身につけた使える筋肉だ。
子どもたちが、「なんも出来ひんし。。。」と思っている状態から、「おっ、できるかも」になり、「やったできた!」へと変化する。
この変化を1人でも多くの子どもに、少しでも多くの場所でおこなうのが、僕たちD.Liveとしておこなうべき使命だと思っている。
0 件のコメント:
コメントを投稿