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2012年7月5日木曜日

多くの人に伝えたいNPOで働く魅力やキッカケ


photo credit: ~jjjohn~ via photo pin cc


来週、出演するラジオ番組で「仕事の魅力やキッカケについて話してください」というオファーをもらった。

せっかくなので、ここでも書いておこう。



仕事の内容


まず、僕自身の紹介から。

NPO法人の代表理事で、今はまだバイトをしながら仕事をしている状況。

団体は今年4年目、法人1年目。

仕事内容は、小学生が雑誌を作る教室「こどもしゅっぱん社」の運営や商店街の広報誌作成、子ども向けワークショップの実施、小学校でのキャリア教育などをおこなっている。


魅力について


「社会を変えることが出来る」に尽きる。

僕は、社会にインパクトを与える仕事がしたかった。

子どもや孫の代に少しでも魅力的な社会にしたくて、そんな仕事を探してた。

NPOは、社会を変えることが使命。

しかも事業型NPOは、”社会問題をビジネスで解決する”。

決してボランティアではない。


常に「どうやって社会を変えようか?」と考えることはワクワクする。

考えていることは、決して夢物語ではなく、今やっている仕事に繋がっている。

学生のときに思っていた、「できたらいいな」「社会が良くなったらいいな」という願望ではない。

「必ず社会を変える」という意思だ。

社会を変えることが出来ないのであれば、僕がこの仕事をする意味はないと思っている。

『社会を変えるを仕事にする』ことがしたかった僕には最高の仕事だ。



今の仕事についたキッカケ


NPOに関心を持ったのが、週刊ダイアモンドで見た”社会起業家特集”だった。

(このあたりのことは、以前書いた記事を)

子どもたちの可能性を伸ばす授業や教室を運営したかった。

イメージとしては、寺子屋や松下村塾。

けど、それは引退してから私塾のような感じでするものだと思っていた。

それが仕事として成立するというのを知って、この世界へ飛び込んだ。

特にカタリバは「こんなんしたい」と漠然と思っていたことだったので、それが仕事になるとわかって嬉しかった。



まとめ


社会を変えることがしたくて、そんなことが出来る仕事があると知ってNPO業界に入った。

もう4年目。

去年まで大阪のNPOにお世話になって、今年からは自分たちで法人化して運営をおこなっている。


自分たちの団体で物事を考えるのではなくて、「日本をどうするか?」「どうやったらまちを変えられるか?」という大きい視点で考えることが出来るのはすごく楽しい。


僕たちが実際におこなうことで社会の制度を変えることができたり、政治家へも意見が言える。


また、ビジネスとしてもおもしろい。

NPOというのは、基本は儲かりにくい仕事。

儲かるような仕事だと営利企業が参入するし、たいてい顧客は貧乏(いわゆる社会的弱者)だ。

そのため、ビジネスとして成り立たせるのは非常に難しい。

いい物を適正価格で売るという一般的なビジネススキームでは成り立たない。


僕は元々起業がしたかったので、そういう戦略やビジネスのアイデアを考えるのは楽しくて仕方がない。


まだまだ『NPO = ボランティア』というイメージが強くて、辟易することも多いけど、僕たちが活躍していくことで少しずつ認識を変えることが出来ると信じている。


この仕事は大変だけど、やりがいはあるし、なによりもめちゃくちゃ楽しい。

”社会を変えられる”というのはすごく魅力的だ。

ぜひ、1人でも多くの人がNPOに関心を持ち、「NPOで働きたい」と思って欲しい。






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