先日、東京研修のときにあったメンタリングで「どうして、やろうと思ったのか?」などのキッカケについて話しをしていた。
その中で、「どうして、アルバイトをしてまで今のことをやっているのか?」という質問があった。
自分の中では当たり前で、考えたこともなかったので改めてじっくり考えてみた。
ずっとやりたかったこと
学生時代、就活で自己分析をずっとして、悩みに悩んで、自分はなにをしたいのかを懸命に考えた。
当時作っていた自己分析ノートは、ルーズリーフ600枚を越えていた。
自分との対話を通して、だんだんやりたいことの輪郭が見えてきたけれど、それがどの仕事なのかはわからなかった。
僕は、“人の可能性を伸ばす仕事がしたい!”と思った。
「じゃあ、教育だな」と思ったのはいいものの、別に勉強を教えたいわけじゃなかった。
もっと、いろんな人の可能性、その人の魅力を伸ばすような仕事がしたかった。
リクナビで教育業界を探してみたけど、やりたいことをしている企業は皆無だった。
「30歳までには見つけよう」と思って飲食の世界で働いていたときに、NPOという働き方を知った。
“カタリバ”を見たときに、「これが、やりたかったんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」と文字通りに叫んだ。
今、ずっとやりたいと思っていたことが、こうして形に出来ている。
まだ食えてはいけていないけど、ぼんやりとしていた自分の夢がこうして仕事になっているんだから、そりゃ幸せじゃないって言えばバチがあたる。
人の為になるのなら食っていける
僕には、信じていることがある。
それは、「人の為になることは、儲かる」ということ。
人の為になっているということは、そこにはニーズがあって、その問題を解決していることを意味する。
儲かるというのは、別にお金が稼げるという意味だけじゃなく、物(賞賛を含む)をもらえたりとかも。
今、おこなっている仕事は間違いなくそういうことが実現出来る仕事だ。
「でも、食べていけてないじゃない?」という反論はもちろんあるだろう。
食べていけてないのは、完全に自分の責任だと思っている。
G-netの秋元さんに、NPOが食べていけない理由は、「顧客が貧乏」「人の役に立ってない」「ビジネススキル(マネタイズ)不足」のどれかだと言われた。
要は、自分の実力不足。
やっているこは自己満足で、そもそも人の役に立っているのか?というところ。
僕は単純なので、「じゃあ、人の役に立つようにして、ビジネススキルをつければいいじゃないか!」と思う。
だから、現状としてうまくいっていないのは自分の問題だと思うし、自分が変われば状況を変えられると思って疑わない。
やっぱり、人の成長がたまらない
僕は、“成長フェチ”なのかも知れない。
人の成長がなによりも嬉しい。
生徒の成長した様子を話す僕は、とてもイキイキしてるようだ。
おせっかいだし、何様なんだ? とも思うけど、自分の可能性を諦めたり、自信を持てない子が「俺、やったら出来るやん」って気づいたり、成長する姿を見たい。
手助けがしたい。
僕は、成長のビフォアーアフターを近くで見ていたい、そんなストーリーをいっぱい聞きたい。
それがなによりの幸せ。
大変なことも多いけど、子どもに泣かされることもあるけど、全てが吹っ飛ぶくらい嬉しいことがあるからこの仕事は辞められない。
子どもの成長、変化って大人が想像出来ないくらいすごい。
まとめ
ずっとやりたかった仕事だし、幸せを感じる場面も多い。
だから、人からは「大変ですね」とか言われるけど、本人的には全然そうは思わない。
もちろん、「早くバイト辞めたい」って思うことは常日頃だけど、やりたいことをさせてもらってるんだからあんまり欲張りなことは言えない。
“自分の実力不足”という結果でもあるし。
迷い、悩むこともある。
「今やっている方法で正しいのか?」
正解なんてないから、ほんとに今やっていることが合っているのかどうかがわからなくて途方に暮れる。
自分のふがいなさに落ち込んだり、自信をなくすこともしょっちゅう。
でもでもでも、やっぱり今のこの仕事は楽しい。
このままいけば、次はどんな景色が見えるのかワクワクする。
(まぁ、だからこの仕事だけをしたくてバイトは早く辞めたいって思うんだけど)
楽しい。幸せ。
だから僕はアルバイトをしながらでも今の仕事を続けることを望むんだ。
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