2011年10月2日日曜日
「社会起業研修」で学んだ3つのこと
200人ほどが参加した社会起業関連の研修に参加してきました。
参加者の中には、学生さんから70歳になる人まで全国から来られていました。
みんなそれぞれに想いがあり、聞いているだけでも刺激的でした。
そんな中で、学んだことを書きたいと思います。
・行動、行動、行動
同じ関西から来られているかたで年配のかたたち5人組がいらっしゃいました。
聞くと、堺で廃油をバイオディーゼル燃料にする事業をされているとのことでした。
実際に市へ事業提案されたり、アンケートをとったりとすごくアクティブに活動されていました。
そうやって活動する中で、マスコミの取材を受け、それを見て興味を持った人が手伝ってくれる。
そんな好循環を生み出し、日々活動をされているそうです。
当たり前のことですが、行動しないとなにも変わりません。
どれだけいいアイデアも、どれだけおもしろい商品でもだれにも知られないとなににもなりません。
完璧でなくてもいいから、とにかく動くこと。
頭で考えるだけでなく、足を動かすこと。
いつも反省なんですが、もっとアクティブにならないとなと60歳を超えたかたたちを見ていて思いました。
・パッション
いろいろな人の話を聞いていて共感できたのは、どれだけ想いが詰まっているかどうかでした。
想いがある人がやろうとしていることには、出来るだけ協力したくなるし、応援したくなります。
以前、僕は泣きながらプレゼンをしたことがあります。
想いを込めすぎて、感極まってのことでした。
途中くらいからなにが言いたいのかまとまりのない内容になってしまいました。
しかし、多くの人はこのときのプレゼンをすごく褒めてくださいました。
内容も大切だけれども、それ以上にその人の想いは大切です。
特に、社会起業と呼ばれるものは利益を出すことが目的ではなく、よりよい社会を創ることが目的です。
「自分は、どんな社会を創りたいのか?」
「どんな社会問題に関して懸念を持っているのか?」
そこにどれほどの想いがあるのか。
周りの人たちに伝えることももちろんですが、その想いこそが自分を突き動かしてくれる原動力になるはずです。
・巻き込み力
通常のビジネスとソーシャルビジネスの一番の違いは、”共感”だと思います。
ビジネスでは、利益をあげることが目的ですが
ソーシャルビジネスは、社会を変えることが目的です。
だからこそ、多くの人の協力が必要です。
研修で行った静岡の三島では、20もの団体で川を綺麗にしたり、公園を作っているそうです。
「変えよう」と数人が立ち上がり、多くの人たちを巻き込んで地域を変えていったのです。
自分の夢をどれだけ多くの人と一緒に見ることができるか。
そこに事業の成功は隠されているのではないかなと感じました。
社会は、1人では変えることはできない。
けど、1人が動かないとなにも変わらない。
自分がやろうと思っていることを多くの人へ伝え、
巻き込み、一緒にやっていくことが大切だなと思いました。
・まとめ
この研修で一番うれしかったのは、いろんな社会問題に関してそれぞれの人がなにかしようと考えていたことです。
まだまだ”社会起業”というのは、ニッチな分野で、取り組んでいる人も少数です。
だからこそ、多くの同志に巡り会えたことがすごく大きな財産になりました。
そんな方々と一緒に、少しでもこの社会が良くなるように活動していこうと思います。
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