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2012年4月2日月曜日

社会起業家のモチベーションとは?





“NPOやボランティアなんて偽善”
そんなことを耳にしたので、社会起業のなにが魅力的なのかを書きたい。



社会を変えられる


ソーシャルイノベーション(社会変革)をおこすことが社会起業としての1つの目的になる。

簡単に言うと革命をおこすことができる。

今まで社会で当たり前だけど問題だったこと(たとえば、自殺の問題や孤独死など)を事業の中で解決していく。

それが社会起業としての仕事。

報酬には、お金や名声などがある。
けれど、“社会を変えることができる”ということも1つの魅力となりえると思う。

営利企業でもイノベーションをおこすことはできる。
ただ、それはかなり限られたところだけ。
”全てを陳腐化する”ような仕事をするのは難しい。

しかし、NPOなどはいろいろな人たちの力を借りながら協働してイノベーションをおこす。

「なぜそれをする必要があるのか?」が明確だから、共感を得やすい。
社会を変える仕事をしているというのは、ゾクゾクする。



困っている人が笑顔になる


社会起業とは、なにかの社会問題を事業で解決すること。

そこには困っている人がいて、その人たちが笑顔になるために解決策を実施する。

「ありがとう」の言葉が重い。
別に感謝して欲しくてやっているわけではないけれど、人に感謝してもらうのはすごく嬉しい。

ここの部分も営利企業でももちろんできる。
しかし、新製品のお茶や新製品のお菓子がでたからなんだっていうのだろう?
価値がないわけではないし、喜ぶ人もいると思う。
でも、その商品がなくても困る人は少ない。

なにもなくて困っている人に物を渡すのが社会起業の仕事。
これは、なくては困る物になる。
そうなると必然的に喜んでもらえる。



新しい仕事をクリエイトしている


今までとは違った働き方だと思う。

元来、日本ではNPOで食べていくなんていうことはできなかった。
事業型NPOもまだまだ少ない。
NPOに新卒で就職する人なんてまれ。

でも、こういう働き方を1人でも多くの人が選ぶことで新たな仕事を生み出すことができる。
新しい働き方になる。

「こんなことしたい!でも、それで生活できないよな」と思っていたのが、それで食べていけるようになる。

ある意味、そんなパイオニア的な存在なのかも知れないし、後輩のためにもこの仕事だけで収入を得ることができるようにしたいと思ってる。

ここの部分においても、やりがいに繋がっている。



まとめ


上記はどれも結果であって、それが目的ではない。

やっぱり、一番大きい想いは「社会問題を解決して、よりよい社会を創りたい」ということに尽きる。

僕たちの孫世代に引き継ぐときに、少しでもよい社会にしてバトンを渡してあげたいと思う。

ただ、それだけのためにこの仕事をしている。

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