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2012年4月10日火曜日

社会起業家になりたいと思ったとき、具体的にやるべきこと







”社会を変えることがしたい”そう思ってアイデアはいくつか考えた。

そんな人たちへ。

その後は具体的にどうすればいいか、僕の経験なども踏まえながら書いてみたいと思う。



企画書を作る


とにかくまずは、企画書をつくること。

「解決すべき社会的な課題を見つけたらすぐに企画書を書くこと」と山崎亮さんの本にも書かれている。

完璧なものなんていらない。
たたき台でいい。

企画書がないとどんなものか伝えにくいので、まずは作ってみること。


僕は、いつも”高橋メソッド”でたたき台を作っている。
1枚のスライドに大きな文字を写すだけの簡単な手法。


ただ、プレゼンする時間が取れないときもあるので
A4で簡単な企画書も作る。
内容は、(コンセプト),(目的),(概要)など。


どんなことをするかさえわかればいい。

とにかく作ること。

ここが全てのスタート。



応募する


社会起業関連のコンペも多くある。
関西ならedge、関東ならETICなど。

まずは、応募してみること。

未完成でもいいから出してみる。
だいたいのところは、面接があったりフィードバックをもらえる機会がある。
そうやってブラッシュアップしていけばいい。

実際に僕もコンペで落ちながらも、良いアドバイスをたくさんいただき、それが今の事業に繋がっている。



ヒヤリングをする


机上の空論と言うように、頭の中で考えているだけでは意味がない。

もしかしたら、対象者はそれほど困っていないかも知れない。
違う問題で困っているのかも知れない。


それは、ネットだけではわからないもの。

会って話をすることで、わかることがたくさんある。


仮説を立て、”こんなことで困っているだろう”ということを聞くためのアンケートを作ろう。

そして、会って話を聞く。


その人たちが"本当に困っている”とわかったら「やりたい」という気持ちから「やらなければならない」という気持ちに変わっているはず。



データを集める


世間で言われていることを鵜呑みにしてはならない。

いろいろなデータに当たろう。
そこから、問題の背景や原因を知ること。

そうやってデータを集めていくと、仮説を立てることが出来る。

人と話すことももちろん大切だが、データを知ることも同じくらい大切。

数字は、人を説得することが出来る。

「日本の子どもたちは苦しんでいます」よりも、
「日本の子どもは、3人に1人が孤独を抱えています」のほうが伝わる。


自分が状況を理解するためにも、人に伝えるためにもデータを知ることは必須。




まとめ

まずは、簡単な企画書を作って誰かに見せたり、話を聞く。

そうやっていくと、抜けている点や思っていたことと違うことがわかってくる。

PDCAサイクルを回しながら、何度も何度もブラッシュアップする。

行動しながら、その一方でデータをあたり、現状の問題点や解決方法などを考えていく。


それを繰り返していけば、見違えるような企画ができあがり、応援してくれる人なども増えているはず。

あとは、その流れのまま進んでいけばいい。

2012年4月9日月曜日

社会を変えようと決意した小6の夏





僕が、"社会を変えたい”そんなことを思いだしたのは小学6年生のとき。
キッカケは、手塚治虫先生だった。


小学4年生の頃、家にボロボロの『火の鳥』があるのを見つけた。
それが初めての手塚マンガとの出会いだった。


その前からジャングル大帝などは知ってはいたけど、読んだことはなかった。

そこから手塚マンガのおもしろさにはまって、毎週図書館へ行って読んでいた。


数ヶ月後、1週間ほど海外へ行くことになり飛行機で読む物を探すために本屋へ行った。
もちろん目当ては、手塚マンガ。


いろいろ物色した結果、デザインがカッコよかったので『ブラックジャック』を選んだ。


飛行機の中で、何度も何度も読んだ。
2冊しか買っていなかったので、ストーリーを全て覚えるくらいに繰り返し読んだ。

「世の中にこんな面白いマンガがあるのか?」そう思うくらいの衝撃だった。

帰国後は、ブラックジャックシリーズを全て読み、『七色いんこ』『ミッドナイト』と読んでいった。







小学6年生のとき。
夏休みの宿題で「偉人についての新聞を作りましょう」というのがあった。


手塚先生にどっぷりはまっていた僕は、迷わず”手塚治虫”を選んだ。


調査しなければならないので、友達と2人で2時間くらいかけて宝塚にある手塚治虫記念館へ行った。


そこで、今まではマンガだけでしか知らなかった手塚治虫という人をいろいろと知ることができた。


その後、いろいろな作品を読む中で手塚先生が伝えたいメッセージの一つを感じるようになった。


それは、”反戦”


当時、漠然と"どうして戦争は、なくならないんだろう?”と思っていた。


手塚先生は、ペン1本で”戦争反対”というのを訴えていた。
必死で。


なにかで読んだのか、それともマンガから感じたのは覚えていないけど、僕はその手塚先生のメッセージに震えた。


手塚先生は、マンガで世界を変えようとしていた。


社会に影響を与えたり、戦争をなくすことはどうしたって無理だろうと思っていたときだったので衝撃だった。

ペン1本でも世界を変えることができる。
じゃあ、僕はなにをしよう?


具体的になにをすれば良いかはわからなかったけど、どんな職業であっても世界に影響を与えられると分かり、


「俺もいつか世界を変えてやる!!」


そんな風に思うようになった。

私にはただひとつ、これだけは断じて殺されても翻せない 主義がある。
それは戦争はごめんだ、ということだ。 手塚治虫(『手塚治虫エッセイ集』より)

2012年4月5日木曜日

講演することで社会を変える





今日は、草津駅前のエストピアホテルにてロータリークラブの例会で講演をさせていただいた。

テーマは、「活動を始めたキッカケと想い」について。

そもそも講演の依頼をいただいたキッカケは、新聞。
ロータリークラブの方が新聞で我々の団体を知って、「ぜひお話を!」ということで決まった。





子どもたちのストーリーを語る


今年は、講演を多くしていきたいと思っていた矢先でのオファーだったので有り難かった。

社会を変えていくためには、まずは多くの人に問題を知ってもらうことが大切だと思ってる。


子どもたちが抱えている孤独や不安。
自信のなさなどを、エピソードを踏まえながら語らせていただいた。


数字やデータは誰でも言える。

でも、実際に子どもたちと関わって感じたことや子どもたちの声を届けることが、1つの使命と感じている。


講演の最後に、「ぜひ、いろいろなところで講演をさせてください。交通費だけでどこへでも行きます」と言わせてもらった。







僕の話を聞き、なにか行動を起こしてくれるような人が1人でもいれば、その人がまた何人かを巻き込んでいける。


そうやって、想いが行動に変わり、行動が結果に繋がり、社会を変える力を持つのだと信じている。





5月にはトークセッションや「教育に携わった仕事がしたいあなたへ」といったテーマの話も考えている。

話すことで何かを感じてもらい、行動を起こすキッカケになれば、少しずつでも社会を変えることができる。

そのためにも、これからもこういった話す機会をどんどん増やしていく。









2012年4月3日火曜日

社会起業家になりたい君へのアドバイス







・社会問題を知ろう

社会には、多くの問題がある。
日本だけでも、自殺や孤独死、ホームレスに関する問題など多種多様。
まずは、どういうことが起きているのか。
なにが問題なのかを調べてみよう。


・取り組みを知ろう

日本にも多くのNPOがあり、事業型のNPOもある。
それぞれの団体がどういう目的で事業をしているのか、どんなビジネスモデルなのか知ることで
自分の活動にも必ず活かすことができる。


・データにあたろう

日本の自殺者は、1年で何人か知っているだろうか?
年代別ではどうなっているだろう?

データを見ることで、今まで聞いていたことと違うなと思うこともある。

また、自分が問題と感じるところがわかり、どんな社会問題を解決したいか気づくことも出来る。


・活動に参加しよう

実際にNPOなどに参加してみよう。
働いていても問題ない。
“プロボノ”という形で携わることができる。
学生の人なら、ぜひインターンをしてみよう。
外から見るのと中でおこなうのでは全く違う。


・自分の過去と向き合おう

社会起業家の多くは、自分の体験が元になっている。

僕の場合は、高校時代に自信を失って学校へ行かなくなったことがキッカケ。
かなりキツイ体験だったので、子どもたちには同じ思いをしてほしくないと思って、今の事業をしている。

昔辛かった経験や不満に思ったこと、嫌だったこと。

そんな想いから取り組みたいテーマを見つけることができると思う。


・困っている人に話を聞こう


どれだけ本を読んで知識を得ても、目で見て耳で聞かないとわからない。
会って話すことでリアリティがうまれる。

事業をやるときでも、「これをすれば○○さんは喜んでくれる」と確信を持っておこなうことができる。

以前、社会起業のコンペで『ターゲット100人の名前を言えることが必要』と言われた。
困っている人は、どうして困っているのか。
なにに困っているのか。
どうすれば解決するのか。

それは頭の中だけで考えていても解けない。
本人に会い、話を聞いてはじめてわかることがある。



まとめ


僕は、知恵を生み出すのは知識だと思っている。
そのためには、本を読み、話を聞き、体験し、行動することだと思う。
とりあえず、思いつくものをざっと書いてみた。

2012年4月2日月曜日

社会起業家のモチベーションとは?





“NPOやボランティアなんて偽善”
そんなことを耳にしたので、社会起業のなにが魅力的なのかを書きたい。



社会を変えられる


ソーシャルイノベーション(社会変革)をおこすことが社会起業としての1つの目的になる。

簡単に言うと革命をおこすことができる。

今まで社会で当たり前だけど問題だったこと(たとえば、自殺の問題や孤独死など)を事業の中で解決していく。

それが社会起業としての仕事。

報酬には、お金や名声などがある。
けれど、“社会を変えることができる”ということも1つの魅力となりえると思う。

営利企業でもイノベーションをおこすことはできる。
ただ、それはかなり限られたところだけ。
”全てを陳腐化する”ような仕事をするのは難しい。

しかし、NPOなどはいろいろな人たちの力を借りながら協働してイノベーションをおこす。

「なぜそれをする必要があるのか?」が明確だから、共感を得やすい。
社会を変える仕事をしているというのは、ゾクゾクする。



困っている人が笑顔になる


社会起業とは、なにかの社会問題を事業で解決すること。

そこには困っている人がいて、その人たちが笑顔になるために解決策を実施する。

「ありがとう」の言葉が重い。
別に感謝して欲しくてやっているわけではないけれど、人に感謝してもらうのはすごく嬉しい。

ここの部分も営利企業でももちろんできる。
しかし、新製品のお茶や新製品のお菓子がでたからなんだっていうのだろう?
価値がないわけではないし、喜ぶ人もいると思う。
でも、その商品がなくても困る人は少ない。

なにもなくて困っている人に物を渡すのが社会起業の仕事。
これは、なくては困る物になる。
そうなると必然的に喜んでもらえる。



新しい仕事をクリエイトしている


今までとは違った働き方だと思う。

元来、日本ではNPOで食べていくなんていうことはできなかった。
事業型NPOもまだまだ少ない。
NPOに新卒で就職する人なんてまれ。

でも、こういう働き方を1人でも多くの人が選ぶことで新たな仕事を生み出すことができる。
新しい働き方になる。

「こんなことしたい!でも、それで生活できないよな」と思っていたのが、それで食べていけるようになる。

ある意味、そんなパイオニア的な存在なのかも知れないし、後輩のためにもこの仕事だけで収入を得ることができるようにしたいと思ってる。

ここの部分においても、やりがいに繋がっている。



まとめ


上記はどれも結果であって、それが目的ではない。

やっぱり、一番大きい想いは「社会問題を解決して、よりよい社会を創りたい」ということに尽きる。

僕たちの孫世代に引き継ぐときに、少しでもよい社会にしてバトンを渡してあげたいと思う。

ただ、それだけのためにこの仕事をしている。

2012年3月27日火曜日

5年で草津を”誰もが主役になれるまち”にする!





昨日は、D.Liveの副代表とプチ合宿。
中・長期的なことを考えたかったので、じっくり話をした。


テーマは、「どのようなまちをつくるか?」

僕たちの団体がやりたいことは、”こどもの自尊感情を高める”こと。
しかし、こどもたちだけにアプローチしてもこの課題は達成できないと思っている。

自尊感情(自己肯定感とも言う)は、自分のあるがままを受け入れられるかどうかの指標。
ただ、主観的なものなので、常に浮き沈みもある。

そこで思ったのが、地域の絆を強められれば、子どもたちを見守ってくれる地域になれば必然的に子どもたちの自尊感情はあがるのではないかということ。


問題は、どうやって地域の絆を作っていくのか。
自治体のような結束の強いものは、現代社会で作るのは難しい。
ゆる〜く繋がれるものがあればいい。

そう思ったときに、それぞれの人たちが持っている強みを生かす機会を作ればいいのではと思った。


まちには、子育てで困っている人もいれば、今まで子育てをしてきたベテランの人もいる。
けれど、その人たちが繋がっていることはない。


そういった、「困っている人」と「強みを持っている人」を繋げることができれば、地域の絆は強まっていく。


そして、その発掘をするのを子どもたちが担当する。
子どもたちが、困っている人や強みを持っている人を見つけ、繋げる役目をする。

子どもがhubとなり、まちをつくっていく。


5年以内で、草津にイノベーションをおこす。


今後は、数値目標を立てるのが課題!!!

2012年3月23日金曜日

あなたは「社会を変えたい」のか、「社会に良さそうなことをしたい」だけなのか?






IIHOEの川北秀人さんの講演を聞いてきた。

川北さんの話は、1年に1回くらい聞いていて、そのたびに深く考えさせられる。

(川北さんのブログに、講演資料がアップされています)





『あなたは「社会を変えたい」のか、「社会に良さそうなことをしたい」だけなのか?』


特に、身につまされたのがこの言葉。

「今は、“社会起業家”とかともてはやされているけれど、本当に社会を変えようと思うのなら一生を賭けてやらなければならない。もし、社会に良さそうなことをしたいだけなのだったらいつでも辞めることができる」


私は、本気で社会を変えたいと思っている。
子どもたちと地域の結びつき、社会で子どもを育てるシステムをつくりたい。

でも、具体的な戦略や計画がないと、それは考えていないことと同じなのかもしれないと川北さんの話を聞いて思った。


川北さんに、
「“中長期ビジョンを立てるのは、大変だと思うのですがどうすれば良いですか?」
と聞いたら、


「年度末におこなう総会のときに少し時間を取って考えればいい。そして、薄くても良いから白書を作ろう。3年前と比べてその分野はどうなっているか、周りの環境はどう変化しているか、数年後にはどうなりそうか。そういうのをまとめたものを作ろう」

と、答えてもらった。


来月には、NPOの法人格が取れる予定。
この時期に改めて、社会を変えるためにどういう戦略を持ってやっていくかを考えようと思った。