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2012年5月25日金曜日

社会を変えるための最短距離はどこにあるのか?





ここ数年、ずっと『どうすれば、社会を変えることができるのか?』

そればかりを考えていた。

自分が問題と思っていることは何で、それはどういう背景があって、その課題を解決する方法はなんなのか?

データとにらめっこし、関連文献を読みながら考えて考えて考えに考えた。

『これは!?』

そんな閃きにも近い思いで、こどもしゅっぱん社を立ち上げた。



ほんとにこれが近道なのか?




事業をはじめて1ヵ月。

子どもたちは楽しんでくれているし、成長も見られる。

でも、『ほんとにこれで社会が変わるのか?』という疑念も湧いてきた。

こどもしゅっぱん社で変えられるのは、参加してくれた生徒だけ。

せいぜい10人前後。

滋賀県の小学生が8.6万人ほど。



ボトムアップで少しずつ変えていくことは大切だと思ってる。

成功事例ができれば、それが行政や教育委員会などに伝わって、公教育へ取り入れることもできる。

しかし、そうやってコンテンツを広げるだけで果たして本当にうまくいくのか?

そんな疑問が頭の中から離れない。



最短距離はどこだ?



多分、焦りすぎているのだとは思う。


でも、出来るだけ早く社会を変えていきたいし、なるたけ最短距離を走りたい。

先日、メンターから『行動せずに、人から学ぶことが近道』と教わった。


やりながら考えることは、もちろん大切。

でも、やってみないとわからないというのは、考えていない言い訳にしかならない。


どうすれば、子どもたちが自信を持てるのか?

ソーシャルインパクトを起こすことができるのか?

週末に時間を取ってゆっくり考えたい。




2012年5月23日水曜日

京都造形大学でゲスト講師をさせていただきました




昨日は、京都造形大学の「キャリアプランニング」の授業でゲスト講師としてお話をさせていただいた。

はじめに簡単な自己紹介をして、そのあとはブースに分かれてそれぞれ学生さんが聞きたい人のところへ行くというスタイル。

僕のほかにも、D×Pの今井さん、株式会社 めい(めいちゃんち)の日下部さん、扇沢さん、Ena Communicationの樋栄ひかるさんがゲストで来られていた。


どきりとする質問








1回生にもかかわらず、”やりたいこと”、”夢や目標”を持っている人も多く、どきりとする質問もあった。


「今、幸せですか」
「価値観は、なにですか?」

そんな質問も飛びだし、僕自身もとても学びのある1日だった。



僕が学生の人たちへ伝えたかったこと




・やりたいことを見つけるためには、やってみるしかない

・失敗してもいいから、どんどんチャレンジすること

・まずは、やりたいことを人に言う。3人集まればプロジェクトを動かすことは出来る。

・すごい人と比べない。出来ないことを見るのではなく、出来ることをやっていく。



僕自身、学生時代は試行錯誤しながらやってきた。

でも、もう1度学生時代に戻れるのであれば、「こうしたらよかった」というのがいくつもあある。

1回生でまだまだ時間がある今だからこそ知っておいて欲しいことをお話させていただいた。


さいごに


左:今井さん 中央:僕 右:扇沢さん

2限目から5限目まで、4回の授業。

90分 × 4コマというのは大変だったけれど、学生のエネルギーに触れてたくさん元気をもらった。

ご一緒させていただいた方からもプレゼンはじめ多くの学びを得ることができ、充実した1日だった。


編集後記


最近、講演など人前で話す機会を多くいただくようになってきた。

もっともっとうまく話せるように、もっとうまくプレゼン出来るように、と反省ばかり。

ただ、人前で話すのは楽しいし好きなので、これからも講演する機会をもらえるようにプレゼンの力をもっともっと磨いていこう。




2012年5月3日木曜日

こどもしゅっぱん社、1ヶ月の振りかえりと今後の目標





寒いなと思っていたのも束の間、気がついたら5月に入った。

滋賀へ来たのが去年の12月中旬。

半年前までは、滋賀へ行くかも決まっていなかったので、今こうして滋賀で事業をやっていることが少し不思議な感じがする。



ここまでを振り返って


4月から始まったこどもしゅっぱん社



こどもしゅっぱん社がはじまって1ヶ月がたった。

4月から始まるということで、ずっと準備をしてきた。

手伝ってくれるスタッフを集め、カリキュラムを作り、ビラを撒いた。


残念ながら有料での授業は、反応は鈍くてギリギリで無料モニターの募集に切り替えた。

ここは、ある程度は想定内。

こどもしゅっぱん社は、今までにない教室だし、完成品や授業を見ないとわかりにくい。


ただ、不安だったのは無料にしたところで来るのかどうかということ。

「やりたい」と言ってくれる人は何人かいたが、本当にニーズがあるのかどうかはフタを開けてみないとわからない。



予想以上に反応が良かった


そんな心配とは裏腹に、無料モニター募集のビラを配った翌日には数件の申し込みが入り、たったの数日で予定していた人数に到達した。


今は、小学2年生〜5年生までの合計10人。


授業では、はじめは子どもたちが戸惑う場面もあったけれど、少しずつチームワークも出来てきた。

子どもたち同士でルールを守り、声かけなども子どもたち自らするようになっている。

なにより、はじめは緊張してて発表も出来なかった子が、先日の授業では自分から手をあげて発言してくれた。

「疲れた」と言っていた生徒が、企画を考えるときに誰よりも多くポストイットにアイデアを書いていた。

まだ、1ヶ月。週に1回。わずか90分だけども、その中で数々のストーリーが生まれてきている。

親御さんや関係者に、「こんなことあったんだよ!!」と伝えたくて伝えたくてうずうずしている。



もちろん、問題がないこともない。

少し修正を加える部分もあるし、変えていきたいところもある。

でも、子どもたちの成長が見えるし、何より子どもたちが楽しそうだ。



その他、進捗状況






他のことで言えば、商店街の活性化事業の依頼をもらったり、講演や取材の依頼も少しずつ増えている。

4月は、講演1回。テレビ取材1件だった。

5月は、大学でのゲスト講師、ラジオ出演が今のところ決まっている。



これからも、滋賀に”こどもしゅっぱん社”があるよというのを伝えるスポークスマンとして、どんどん前へ出て行く。

講演活動ももっと増やしていく。

社会を変えていくためには、多くの人に認知してもらい、応援していただくことが必要。

そのためにも、いろいろな場所でお話をし、活動内容や社会の現状を伝えることも大事な仕事の一つ。



大学生のイベントなどへも、出来るだけ行きたいと思っている。
(ご依頼、待ってます!!!交通費だけでお伺いします)



講演依頼もどんどん募集中。



「引きこもりがNPOを設立した理由(ワケ)」「こどもが雑誌を作って、地域を繋げる」などのテーマでアツイ想いをどんどん語る講演をやっていく。


GW明けには、D.LiveはNPO法人になる。


まだまだ赤ちゃん。

多くの方々に見守られながらすくすくと育っていきますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。





〜News〜
5月14日(月)9:00 〜 9:30
FM滋賀さんの『Happy!』という番組にゲスト出演します。
"こどもしゅっぱん社”へ至る過程、内容などをお話する予定です。




NPO D.Liveでは、こどもしゅっぱん社を手伝ってくれる学生さんを募集しています。
「雑誌を作りたい」「子どもと関わりたい」
そんなかたは、ぜひご連絡ください!!
詳細などはこちら

NPO法人を設立するときに大切な2つの心得






今日は、大津にある法務局へ登記に関する相談に行ってきた。


NPO法人というのは、まず認証をもらうために定款などの書類を作成。

そして、2ヶ月ほどの縦覧期間を経て認証がおりる。

認証がおり、法務局で登記が完了してはじめて”NPO法人”と名乗ることができる。


D.Liveは、認証はおりたけど登記がまだなのでNPO法人 D.Live(申請中)という状況。

登記に必要な書類作成について分からない点がいくつかあったので、資料を作って法務局へ相談へいった。


NPO法人を作るにあたって大切なこと


NPO法人の設立をする過程でわかった大切なことは、2つ。



わからないことは、とにかく聞く


ネット上にも、NPO法人の設立方法が書かれている。

けど、どうしてもわからないことは出てくる。

そんなときは、ひたすら電話して聞く。

聞いてはじめてわかることもある。

僕がNPO設立しようと思ったときは、県庁へ行って「NPO法人を作りたいんですけど…」と相談した。


ほとんどの人は、法人設立とかはじめてだし、わからないことはとにかく聞いたらいい。



β版を作る


わからない点は、とにかく聞いたらいい。

けれど、「あいまいな質問は、あいまいな答えしか返ってこない」ので、おおざっぱでいいからβ版(ラフ)を作る。


それを持って、担当の人に見てもらえれば、どこがどう違うか指摘してもらえる。

些細な文言やどのように変更したら良いかも詳しく教えてくれる。

我流でまずは作り、あとは見てもらいながら修正を加えていく。

やりかたとしては、漫画家が編集と一緒にマンガを作る課程に似ている。


〜参考〜
仕事のβ版をシェアする(シゴタノ!)



さいごに


法務局へβ版を持っていって、修正点をペン入れしてもらった。

あとは、そこを指摘通りに変更するだけ。

GW明けに登記する予定。

そこで晴れてNPO法人になる。



〜News〜
5月14日(月)9:00 〜 9:30
FM滋賀さんの『Happy!』という番組にゲスト出演します。
"こどもしゅっぱん社”へ至る過程、内容などをお話する予定です。