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2014年4月24日木曜日

サバイバル缶蹴りのある1日



「おまえ、出過ぎやねんっっ」
ハルキの怒号が飛び交う。
今日は、D.Liveがおこなう“サバイバル缶蹴り”のイベント。
ハルキに怒られているのは、マサだ。
マサは、“キーパー鬼”をしていた。
彼の役割は、缶を蹴られないように守ること。
ペナルティエリアには、自陣の選手はキーパー鬼以外に誰も入れない。
(ルール① キーパー鬼以外は、ペナルティエリアには入れない)

にも関わらず、ハルキは前にいた相手をタッチするために大きく前へ飛び出してしまった。
がら空きになったペナルティエリアは、敵にあっさり侵入され、思いっきり缶を蹴られた。


「俺が助けるぞーーー!!!!」
ユウイチが声をかけた先には、捕虜ゾーンにいる仲間がいた。
鬼にタッチをされると、捕虜としてとらえられ、敵陣地の“捕虜ゾーン”に入れられる。
しかし、脱出させる方法がある。
それは、仲間が“捕虜ゾーン”近くにある、解放スイッチをピコピコハンマーで叩くこと。
解放スイッチの周りには、常時敵がいることはない
(ルール② 解放スイッチのエリアに張り付くことは禁止)

エミが鬼をひきつけている間に、ユウイチは解放スイッチのところへ走った。
すぐに気がついた鬼のゴンベエは、ユウイチの後を追った。
ユウイチは、無我夢中でピコピコハンマーを手にとって解放スイッチを押した。
けれど、後ろから来ていたゴンベエにタッチされ、捕虜になってしまった。
「よっしゃー!!!」
ユウイチは捕虜となったが、捕まっていた3人は解放された。



「守るべきか、攻めるべきか。。。」
キャプテンに指名されたマサムネは悩んでいた。
1チームには、ぞれぞれ3つの役割をもったメンバーがいる。
缶を守り、自陣内から外へ入れず、ペナルティエリア内に唯一入ることが“キーパー鬼”。
敵陣地にも侵入でき、タッチすることで捕虜として確保出来る“鬼”。
そして、ひたすら相手陣地の缶を蹴りにいくメンバー。

マサムネが悩んでいたのは、鬼をどうするかだ。
敵陣地に行って、どんどん相手を確保することも出来る。
しかし、そうするとスキをみて缶を蹴られる恐れがある。
なにより、相手の鬼と共倒れになる可能性がある。
鬼同士がタッチした場合は、ほぼ同時だとお互いにアウトになってしまう。

(ルール③ 疑わしきは罰する。鬼同士がタッチした場合は、明らかにタイミングが違っている場合以外はお互いにアウトとなる)

守備に徹して相手を少しずつ減らしていくか、突撃して一気にカタをつけるのか。
難しいところだ。




「やばーーーい!」
キーパー鬼の横を通り抜けて、相手チームのユキオが缶を蹴ろうとしていた。
ナオは、そんなユキオをめがけてボールを投げた。
(ルール④ 1試合で1回だけ元気玉を投げられる。このボールに当たると鬼にタッチされたことになる。投げられるのはキーパー鬼以外)
しかし、ボールはユキオのはるか右を通過した。
ギリギリのところでタダシがユキオにタッチして捕獲。
でも、ボールは使ってしまったのでこの試合ではもう使えない。
いつ使うか。誰が投げるのか。
それも勝敗を決める大きな要素だ


こんな楽しい、サバイバル缶蹴りのイベントにあなたも参加しませんか?
いよいよ、土曜日に開催!!!!
参加者募集中です。











2014年4月22日火曜日

うまくいかないと嘆くあなたへ届けたい劇薬な1冊



小説以外の本で、これほど貪り読んだものは初めてかも知れない。

本の名前は、『嫌われる勇気

結果が出ないことで必要以上に落ち込む自分がいて、「どうしてなんだろう?」と思うことがあった。

帯にある「なぜ、あなたはいつまでも変われないのか?」という文言に惹かれて買ってみた。

まさか、ここまでハマるとは思ってもいなかった。


友達に勧めたい本、No1




この本に書かれているのは、“アドラー心理学”だ。
哲人と青年の対話で物語は、すすんでいく。

はっきり言って、僕はこの本を読んだことによって、これから人間関係は劇的に変わると思う。

今まで言えなかったことが言え、必要以上に悩むことも減るだろう。

この本は、劇薬かも知れない。
そう思えるくらい、この本の威力は凄まじい。
今まで、悩んでいる人や大切な友人にあげる本は『君たちはどう生きるか?』だった。

しかし、これからはこの本にしようと思う。

間違いなく、これから人生のバイブルになる。
気になるかたは、ぜひ読んで欲しい。


承認欲求なんていらない



アドラー心理学では、承認欲求を否定する。

あなたは、他者の期待を満たすために生きているのではない

たとえば目の前に「勉強する」という課題があったとき、アドラー心理学では「これは誰の課題なのか?」という観点から考えをすすめる。

子どもが勉強するかしないのか。
これは、子どもの課題であって、親の課題ではない。
親が「勉強しなさい」と命じるのは、他者の課題に対して、いわば土足で踏み込むような行為。
われわれは「これは誰の課題なのか?」という視点から、自分の課題と他者の課題とを分離していく必要がある。
アドラー心理学は、放任を推奨するものではない。
いつでも勉強の援助することを伝えるけれど、子どもの課題に土足で踏み込むことはしない。
相手を信じることは、あなたの課題。
しかし、その期待に対して動くかどうかは相手の課題。

アドラー心理学は、どんな人とでも一定の距離を保つことをすすめている。
それは、我が子に関しても同じ。
人は、自分の思い通りにならないとイライラしてしまうことがある。
けれど、それはあくまでも“他者の課題”なのだ。
勉強するかどうかは、子どもの課題であって、親の課題ではない。

『馬を水辺に連れて行くことはできるが、水を呑ませることはできない」ということわざが本書では紹介されている。

我が子も同じ。
最終的に、勉強するかどうかは本人次第。

具体的にどうしていけばいいのか。
どんな考え方が良いのか。

それは、ぜひぜひぜひ本書を読んでもらいたい。

僕自身も、何度も何度も読み直しながら考えているところだ。
本の内容を理解するのに、まず時間を要する。
そして、それ以上に実践するのが難しい。
どれだけ、他者の課題だとわかっていても、やっぱり介入したくなるのが人の性だ。


まとめ



アドラーは、『人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである』と断定している。

これは、まさに真理をついている。

たとえば、「仕事がうまくいかない」という悩み。
これも、考えてみると「人にどう思われるだろう?」「あの人よりも劣っているんじゃないか?」という誰かの目を気にしていることが問題になっている。

“劣等感がある”、“苦手な人がいる”、”人前では、素の自分を出せない”

こんな人には、ぜひ読んでもらいたい!
超絶にオススメの一冊だ。









2014年4月8日火曜日

学生生活を有意義に過ごしたいキミへ伝えたい、良いニュースと悪いニュース




僕は、NPO法人 D.Liveの代表理事をしている田中だ。
スタッフや生徒は、僕のことを“イチロー”と呼ぶ。
理由は、自分から言うのは恥ずかしいので個別で聞いてくれ。

ここに良くないニュースと良いニュースがある。
どちらから聞きたいだろうか?

では、良くないニュースから言おう。
『大学生活は、短い』
キミが思っているよりもずっと短い。
しかも、不思議なことに1回生よりも2回生。2回生よりも3回生と上級生になるほど時間は短くなってくる。
やるべきことも増え、ルーティンも多くなるのが原因だと思う。

次に良いニュース。
『大学生活は、なんだって出来る』

大学時代はモラトリアムと言われるくらい、なんだって出来る期間だ。
バイトに明け暮れることも、旅行で世界を周ることも自由。
無限の可能性がキミには、ある。

じゃあ、ここでキミに1つ聞きたいことがある。

“今、必死になれているもの” があるだろうか?

どんなことだってかまわない。
バイト、サークル、恋愛…etc

就職活動のためなんかじゃない。
自分のために、なにか必死で取り組む経験が必要だ。

必死で取り組んだことの数や時間は己のチカラになる。

これは、社会に出て必ず活きてくる。
スキルや知識といった表面的なことだけでなく、タフネスさになって現れる。

「これだけのことをやった!」
「あのとき、必死でガンバった」

それは、辛いとき、仕事を辞めたくなったときに自分の自信となって踏ん張るチカラになる。

今、必死になれるものがないと答えたキミは、「やりたいことが見つからないんです」と嘆くかも知れない。

そんなキミにいくつか僕から出来るアドバイスがある。


やりたいことが見つからないときの対処法





目標を決める

僕の好きな言葉に『決めてしまえば全ては動き始める』というのがある。
出来るとか出来ないとか考えずに、決めるんだ。
「世界一周する」と決めれば、どうやってお金を集めるのか。いつやるのか。
思考は実現へ向けて動く。
小さな目標でもいい。
「彼女を作る」「サークルへ入る」
なんでもいい。
期限を決めて目標を立てることで、キミの人生は加速する。

どこかへ飛び込む

少しでも興味を持ったら、団体や活動へ参加しよう。
1度や2度、参加してみてピンとこなかったら辞めたらいい。
人生は短い。テンションの上がらないことにパワーを使っている場合じゃない。
だから、気軽に飛び込んでみよう!
やってみないとわからない。
迷っているヒマがあったらどんどんやってまえ。
仕事を抱えすぎて、自爆することも学生時代は許される。
自分の限界を知るのも勉強だ。

誰かの夢にのっかる

学生時代、「友達の夢を叶えることがオレの夢だ」と言う友人がいた。
他人から見たら、いろんなことをしていて一体何をしたいのかわからない状態だった。
けれど、本人は信念を持ってやっていた。
“やりたいこと”が見つからないなら、夢や情熱を持って活動をしている人にのっかろう。
世の中には、おもしろいことを考えている人、アツい想いをもって人生を過ごしている人がいる。
そんな人と一緒に活動するのも1つの手だ。
別に、あわててやりたいことを見つける必要なんてないんだ。


学生時代の限られた時間。
いろんなことをすればいい。
1つのことに熱中するのもいいし、いろんなことに手を出すのも悪くない。

僕は、選挙の手伝い、テレビ制作、カフェ運営、社長のかばん持ち、ベンチャー企業でのバイト、就活イベントの開催、NPOでのインターンなどなど、とにかくいろんなことをやりまくった。

ここでもう一つ、キミへ伝えたいことがある。

それは、「やりたいことの見つけ方」だ。

対処法は教えた。でも、それはあくまで一歩を踏み出すステップに過ぎない。
キミが人生をかけ、「これがやりたい!」と思うことを見つける方法をここでは伝えよう。


やりたいことの見つけ方




とにかくやってみる

キミが好きなラーメンの味はなんだろう?
ポテトチップスでもいい。
その好きがわかるのは、食べ比べたから。
やってみないと本当に好きかどうかわからない。
僕は、学生の頃テレビ制作の仕事がしたかった。
フジテレビに泊まり込み、制作の手伝いをさせてもらった。
仕事は楽しかった。自分にも向いていた。
けれど、そのとき「もっと人と触れ合う仕事」がしたいと思った。
喜んでいる人、笑っている人をリアルに感じたかったんだ。
テレビは、視聴者を1人1人見ることは出来ない。
これは、実際にやってみたからわかったことだ。
もし、学生時代にテレビ制作をしていなかったら、きっと僕はテレビ局への就職を希望しただろう。


達成したいことはなにか?

人生のゴールをどこに掲げるか?
美人な妻と幸せな家庭を過ごすことなのか?
バリバリ働いて、富を築くことなのか?
いわゆる、価値観と言われるものだ。
僕は、人生で「社会を変えたい」と強く思った。
だから、今の仕事を選んだ。
キミは、なにを成し遂げたいだろうか?


いろんな世界を見る

子どもがプロ野球選手やアイドルを目指すには理由がある。
それは、その職業しか知らないからだ。
世界には、3万種類という仕事がある。
NPOの仕事も、日本ではできて10年もたっていない。
いろんな人の人生を知ろう。
いろんな働き方を見よう。
世界は広い。
ヨットで世界を横断している人は、どうやって稼いでいるのか?
タダで世界一周した人の方法は?
世界には、たくさんのおもしろいことで溢れている。
いろんなことを知ろう。
いろんな世界を見よう。
きっとキミが興味を持つものが1つや2つ見つかるはずだ。



何度も言うが、大学生活は短い。
就活のためなんていうしょーもない理由で、やることを選ぶべきじゃない。

真面目に就活対策をしているやつよりも、本気でやりたいことを学生生活を過ごしたやつのほうが
満足いく就職をしている。

そりゃそうだ。面接官からしたら、どっちが魅力的かっていうと一目瞭然だ。

キミには、つまらない学生生活を過ごして欲しくない。
僕は、学生時代にやりたいことを見つけるため1年間を無駄に過ごした過去がある。

やろうと思えば、なんだって出来る。

どうしたらいいかわからなければ、いろんな人に聞けばいい。
大学生というだけで、有名人だってキミに会ってくれる。
質問したら答えてくれる。

世の中は、キミの味方だ。

キミは、なんでも出来るフリーパスを持っている。
けれど、行き先は書かれていない。
どうするかはキミ次第だ。
時間は限られている。

ぐずぐず悩むのか。
いろいろ試してみるのか。
全ては、キミにかかっている。


教育に興味・関心がある大学生のキミへ



もし、キミが教師になりたい。子どもと関わってみたい。
社会を変えたいと思っているなら、僕の団体へ来ないか?

うちは小さな団体だし、メンバーも多くない。
サークルで楽しくやりたいならきっと向いていない。
正直、キミを受け入れる体制が整っているとは言いがたい。


優れたカリキュラムや研修制度があるわけでもない。

けれど、”挑戦したい!”、”成長したい”と本気で思っているキミには最高の場所だ。
やる仕事はいくらだってある。
僕たちは、本気で社会を変えてやろうと思っている。
「自分で新しい仕事を作る」「自分で考えて動きたい」という主体的なキミには最高の舞台が整っている。
なんにもないからこそ、どんなことだって出来る。

子どもたちの未来を輝くものにするためにも、ぜひキミのチカラを貸して欲しい。
D.Liveは、いつだってキミを待っている。