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2014年9月4日木曜日

理想の自分になれなくて苦しんでいるキミへ


子どもたちへ伝えたい言葉がたくさんあることに気がついた。
僕自身、自分に自信がない。
だからこそ、今の仕事をしている。

子ども達に教えながら、僕自身も教えられている。

自分が成長するため、苦しみから抜けるために日々勉強。

そこで気がついたことがたくさんある。
そんな僕だからこそ、子ども達へ伝えたいことがある。
子どもたちへ向けて講演も増やしていこうと思う。

まずはブログで、伝えたい言葉を1つ1つ記事にしていきたい。




『理想の自分を追いかけるのをやめよう』


自分は、みんなとは違う。
僕はずっとそう思っていた。

人よりも隠れた才能がある。
誰よりも努力出来る。

どこかで人を見下していた。
つまらないことをしている人たちをバカにしていた。

「努力は、裏切らない」

そう信じて、ただガムシャラに努力を続けた。
けれど、挫折した。
プロ野球選手を目指し、意気揚々と入った高校。
でも、周りの人たちは凄かった。

出来ない自分、劣っている自分を直視するのが怖かった。
気がついたら、逃げ出していた。

スゴい自分を目指すからしんどくなる。
完璧な自分、優しい自分、頭のいい自分になろうと思うから、現実とのギャップを感じて嫌になってしまう。

理想の自分なんて目指さなくていい。
過去は、なにがあっても変わらない。

まずは、出来ない自分を受け入れよう。
「こんな自分じゃダメだ!」と思うんじゃなく、「ああ、自分は勉強やりたくないんだなぁ」と心の声に寄り添おう。

いきなり、スゴい人に変わることは出来ない。
出来ない自分を理解した上で、やるべきことを1つ1つやっていけばいい。

急にスゴい人、理想の自分になるなんて不可能。

勉強が苦手な自分も片付けが出来ない自分も恥ずかしがりの自分もすべて自分だ。

誰にだって出来ないこと、苦手なことはある。
自分のイヤなところだって、どんな人にもある。

受け止めるのには勇気がいる。

でも、一度自分の弱さに向き合えば、そこからコツコツがんばることが出来る。

自分で自分を責めるのは、もうやめよう。

がんばれなくても、勉強が出来なくても、キミはキミだ。

大丈夫。

人は、いつだって変わることが出来る。







2014年6月13日金曜日

目標達成することが苦手な僕が気づいたこと




迷ったとき、困ったとき、悩んだときに読み返す本が何冊かある。
そのうちの1つが、『仕事は楽しいかね?』だ。
もう100回以上読んでいるけど、読む度に新たな気づきがもらえる。


目標を達成したくない!?


先日、会議で中期の目標を立てた。
実現出来ればワクワクするような目標。
「がんばろう」「やってやるぞ」という気持ちはあったけれど、どうも心がついてこない。
「本当に出来るのか?」
「どうやって達成すればいいんだろう」

ネガティブなイメージがわき上がり、どうも自分の中のスイッチが入らずにいた。

この本を読んで、どうすればいいのかがわかった。
それはもう霧が晴れたようにハッキリと。


目標があってもやる気が出ない!?











僕は、“目標達成”というのが苦手だ。
目標を掲げて、それに向かって一心不乱に努力することが出来ない。

人には、2種類ある。

それは、目的指向型と問題回避型だ。

目的指向型・・ 目標を達成することでやる気が出る。目標達成に意識が向く。
問題回避型・・ 解決すべき問題があるとやる気が出る。問題に意識が集中。

僕は、典型的な問題回避型だ。
目標を掲げると、逆にどうしたらいいかわからずに戸惑ってしまう。

でも、実際に目標はあるわけで、それを達成する必要がある。
「目標なんか気にせず、マイペースでやります」ではいけない。

そんな問題を解決してくれたのが、この本だ。

メンターとして登場するマックス・エルモアが繰り返し語る言葉は「試してみることに失敗はない」だ。

持つべき目標は、ただ1つ。
「明日は今日と違う自分になる」


目標なんて気にしない



僕は、問題回避型だ。
目標があってもそれを達成することに意識を向けることが出来ない。

じゃあ、どうするか?

一旦、目標を忘れる。

そして、目標を達成するために障害になっているものを見つけ、その解決に全力を注ぐ。
いろんな方法を試して、目の前に現れる問題を1つ1つ解決していく。

解決すべき問題にフォーカスすることで、僕のスイッチは入り、全力を出せることが出来る。

マックス・エルモアは、「あらゆることをしろ。素晴らしいアイデアはどこからやってくるかわからない」と言う。

どんなバカげたアイデアも、ムダに思えそうなことも、効率なんて考えずにどんどん試してみる。

そんなことを思っていたら、「あれしたい」「これしたい」と取り組んでみたいことが湯水のようにあふれてきた。

どんどんやってみよう。
だって、試してみることに失敗はないのだから。









2014年5月28日水曜日

子どものときに知っていれば...と思うことはなんですか?




子どものときは、情報が限られている。
でも、「もっと早く知っていれば。。。」と思うことが人生ではある。

人は変われる


子どものとき、僕の中には絶対があった。誰に言われても変わらない強い意志。
まぁ、そういえばカッコイイけど、自分の考えが全て正しいと思い込んでいた。
もっと人の意見を聞いたりしてもいいかなと思っていたけど、人なんて変われないって信じてた。

“自分らしさ”みたいなことを考えていたけど、そんなしょうむないプライドなんて必要ない。

それで失うことが多くあった。
人は変われる。
性格も、考え方も、生き方も。
僕は不器用だったから、そんなことは出来ないと思っていたけど、そうじゃない。
服装を変える、習慣を変える、言動を変える。
小さなことから自分を変えることができる。

いろんな生き方がある



僕はずっと野球選手になりたかった。
メジャーリーガーに。
それがダメなら野球に関わる仕事。
トレーナーや栄養士。
仕事の本なんかを見ながら考えていた。
大学もスポーツ科学系に興味を持っていた。
あの頃の僕は、将来の選択肢はほんとにわずかだった。

世の中にある仕事は3万種類。
しかも、10年前にはない仕事がどんどん作られていく。
どんな仕事だってやろうと思えばできるし、なければ作ればいい。
苦手でも、努力すればなんとかなる。
才能はもちろん必要だけど、それはやってみないとわからない。
今の自分が出来ることを考えると選択肢は減る。
でもやりたいこと、なりたいものをうかべたらもっとたくさんある。

人は可能性であふれている。
もっといろんな選択肢を知りたかった。
もっといろんな選択肢を探すべきだった。


人はそんなに自分を見ていない


思えば、ずっと人の目を気にしていた。子どもの頃は特に。
どうみられているのか、どんな風に振る舞えばいいのか。
まるで演じるかのように日々を過ごしていた。
だから、人の反応は気になるし、どう思われているかをすごく意識した。

人はそこまで自分のことを気にかけてない。
別になんとも思っていない。
人にどう思われるかを考えながら行動するのは疲れる。

自分の行為は自分で操作できても、人がどう思うかをコントロールすることはできない。

自分がやりたいように。
自分のあるがままをもっと出す。
人の目なんてくそくらえ。


子ども達に伝えたい

こんなことを教えてくれる大人はいなかった。
だから、僕は今の仕事をしている。

「もっと早く知っていたら。。。」
そう思わずにはいれないことがたくさんある。

「あのときの後悔は、なかったのに。。。」
口惜しく思うこともある。

だからこそ子どもたちに、ちょっとでもなにかを伝えられたらって思う。
そんなことを思いながら、日々の授業をおこなっている。


あなたが、子どものときに知っていたかったこと、子どもたちに伝えたいことはなんですか?

2014年5月22日木曜日

めっっっっっっちゃくちゃおもしろい習いごと


こどもしゅっぱん社を2年以上続けてきた。
いつも思っていたのは、「こどもしゅっぱん社は、おもしろい」ということ。
プログラムや内容などもいろいろあるけれど、一番は“おもしろさ”だ。

おもしろいってのは、ただ単に楽しいとか、笑けるとかそんな意味じゃない。
僕たちが思うおもしろいは、interestの意味。
ガリレオで湯川先生が言う「実に、おもしろい」っていう、あの“おもしろい”だ!
興味深いとか、関心があるという意味での“おもしろい”。

こどもしゅっぱん社で大事にしているのは、なにをするか子ども達が決めること。

「こどもしゅっぱん社は、なにをしているのかよくわからない」とどれだけ言われても、ここの軸を変えようとは思ったことはない。

それは、子ども達が自分で考え、なにをするか決めることが大切だと思っているからだ。

“生きる力”と文科省では言われているけれど、現代の子ども達は考える機会がすごく減っている。

少し前までは、外でいろんな学年の友達と遊ぶことが多くあった。
「今日、なにしよう?」「誰と遊ぶ?」「どんなゲームにしよう?」
異学年との会話。遊びの選択。

自分たちでゲームを考えたり、ローカルルールを作ることもよくあった。
そういった経験がクリエイティブ(創造性)を育んでいった。



今は、みんなゲームばかり。
ゲームは、完全に受け身だ。
なにも考えなくてもプレイできる。

子ども達の周りには、たくさんの物で溢れている。
しかし、それではクリエイティブな力を育むことは難しい。
なにもないからこそ工夫がうまれる。
脚本家の三谷幸喜氏は、「制約の中に答えがある」と言い切る。
全て用意されている状態では、自ら考える必要などない。

なによりの矛盾は、社会はクリエイティブな人材を求めていることだ。
グローバル化が進み、単純作業は海外でおこなわれる。
必要となる人材は、自分でなにかを生み出せる人、問題解決出来る人。
決して、教科書を丸暗記した優等生ではない。

だからこそ、自分で考える機会を作るためにこどもしゅっぱん社をおこなっている。


授業が終わったあとの子どもたちの脱力感



授業後、子ども達がグッタリしていることがある。
まるで150球以上投げてベンチで座っているピッチャーのように。

それくらい、こどもしゅっぱん社のプログラムは疲れる。

子どもたちで自由に決められることは、一見するとすごく楽しそうに見える。
しかし、そこには責任も課される。
自分たちで決めない限りは、前に進まないのだ。

困っていてもスタッフはほとんど手を出さない。
「どうしよう?」「どうする?」
子どもを静観して見守る。

授業の中で一番聞く言葉は、「難しい」「わからん」だ。

正直、スタッフもどうしようか悩む場面が多々ある。
「自分が生徒だったらどうするだろう?」と考える。
大人でも逡巡するような場面がたくさんあり、その1つ1つを子どもたち自身に決めさせる。

常に頭はフル回転だ。
普段、そこまで考える機会はない。
こどもしゅっぱん社は、知的ゲームに近い。
RPGのように、目の間にあらわれる問題や課題をパーティー(チーム)で解決する。
難しいからこそ、うまくいったときの達成感はハンパない。

15分以上も「いやぁ、良かったね~」と子ども達が喜んでいることもある。
おもしろいからこそ本気になるし、真剣になる。
真剣に取り組むからこそ、うまくいったときは歓喜するし、失敗したときの悔しさも大きい。

世界一おもしろい習いごとを目指す!



“自分で決める”
“いろんなことにチャレンジ出来る”

こどもしゅっぱん社の特徴は、たくさんある。
けれど、やっぱりその中で一番押したいのは『おもしろい』という点だ。
スタッフが「自分が子どものときに、こんな習いごとあったらよかったのに」と口を揃えて言う。

なにより、授業をしているスタッフが子ども達と同じくらい楽しんでいる。

これから、こどもしゅっぱん社は世界一おもしろい習いごとを目指す。

子ども達が楽しくて楽しくて仕方がない教室を作っていく。
もっともっと突き抜ける。
ただ単に楽しいっていう習いごとではなくて、“おもしろい”教室。

たくさんの大人に会える。
いろんなところへ行ける。
多くの挑戦が出来る。
ここでしか出来ない経験が出来る。

そんな、めっっっっっっっっっっっっっっっちゃくちゃおもしろい習いごとにしていく。

p.s
参加したいスタッフ(1日だけでもOK!)や見学者も募集中。
ご希望のかたは、info@dlive.jpまで。


〜 こどもしゅっぱん社 絶賛生徒募集中 〜



おもしろくてたまらない教室。
一緒に、おもしろいことしていかないかい?









2014年5月7日水曜日

NPOが長期計画をたてるときに大切なこと



今まで長期計画をしっかり立てることが出来なかった。
必要性もよくわかっていなかった。
考えないといけないのはわかっていたけれど、どうすればいいのかわからなかったことも大きな理由。

けれど、3月に「かものはしプロジェクト」の山元さんがおこなう講演に参加したことで長期計画の必要性がわかった。

NPOは、社会を変えるために活動している。
そのため、僕は一般の企業と同じように事業計画を立てることに違和感をもっていた。
それが、山元さんの講演をきいて、どうすればいいかを学ぶことが出来た。

具体的なミッションを決める



計画を立てるために大切なのはミッション。
具体的になにを解決するかを決めていなければ、打ち手は見つからない。
ドラッカーは、
『考えるべきは、ミッションは何かである。ミッションの価値は、正しい行動をもたらすことにある』
(ドラッカー名著集『非営利組織の経営』)
と言っている。

そして、なによりミッションとは具体的でなくてはならない。
ここもドラッカー。

『ミッションは、行動本位たるべきものである。さもなければ、単なる意図に終わる。ミッションとは、組織に働く者全員が、自らの貢献を知りうるようにするものでなければならない。』
(『非営利組織の経営』)

これを読み、今までのミッションを改訂した。

「人生の転機となるキッカケをつくり、夢へと向かう情熱に火をつける」というミッションから、「子どもの自尊感情が低い問題を解決する」という具体的なものに変更した。

問題解決へのシナリオを作る



具体的なミッションが決まれば、次はどうやって実現させるか。
目指す社会を創るためには、なにが必要で、どうすればいいのか。
それを徹底的に考える。

なにをしたいのかを考えるのではなく、なにが必要なのかを考える。

料理で例えるのであれば、じゃがいもがあるからカレーを作るのではなく、
カレーを作りたいからそのために牛肉やタマネギ、じゃがいもをそろえるといった作業。

安いからといって、適当に豚肉を買い、海老を買い、フランスパンを手に入れたとしても、決してカレーは作れない。

社会を変えようと思ったら、ミッションを決め、そのための解決へのシナリオを作らないことには、今なにをやっていいのかわからない。

そのために、事業計画が必要。

正直、僕たちは今まで行き当たりバッタリだった。
計画は、あってないようなもの。
今考えると、本当に場当たり的だったなと思う。


長期計画があったことで変わったこと


まず、なにをするべきかが明確になった。
今までは、思いつきが本当に多かった。
「あれやろう」「これやろう」

だから、やろうと思ったことが続かなかったり、いきなりなにかをおこなったり。
なかなか継続しておこなうことが出来なかった。

長期計画を立てたことで、来月にはどうなっていないとだめか。
今、やるべきことがなんなのか?
それが、本当に明確になった。

なにより、やらないことが明確になった。

計画を達成することを考えると、出来ないことも見える。
優先順位を考え、「これは今年、やらない」という決断を下せる。

恥ずかしい話だが、法人3年目にしてやっとそんなことがわかってきた。

今までの形骸化してた計画とは違う。
毎週、事業計画を元にしての振り返りもおこなえている。

やりたいことは、計画に落としてはじめて実行出来る。
それは、個人も法人も一緒。
まだまだ、長期計画としての精度は低いと思う。

けれど、計画に沿って実行し、常に見直し、修正を加えていくことで実現出来ていくはず。


<まとめ>
長期計画を立てたことでうまくいくこと

・やるべきこと、やらないことが明確になる
・思いつきの行動がなくなる
・団体としての行動指針が出来る
・必要なスタッフやボランティアが明確になる

・優先順位が明確になる







2014年4月24日木曜日

サバイバル缶蹴りのある1日



「おまえ、出過ぎやねんっっ」
ハルキの怒号が飛び交う。
今日は、D.Liveがおこなう“サバイバル缶蹴り”のイベント。
ハルキに怒られているのは、マサだ。
マサは、“キーパー鬼”をしていた。
彼の役割は、缶を蹴られないように守ること。
ペナルティエリアには、自陣の選手はキーパー鬼以外に誰も入れない。
(ルール① キーパー鬼以外は、ペナルティエリアには入れない)

にも関わらず、ハルキは前にいた相手をタッチするために大きく前へ飛び出してしまった。
がら空きになったペナルティエリアは、敵にあっさり侵入され、思いっきり缶を蹴られた。


「俺が助けるぞーーー!!!!」
ユウイチが声をかけた先には、捕虜ゾーンにいる仲間がいた。
鬼にタッチをされると、捕虜としてとらえられ、敵陣地の“捕虜ゾーン”に入れられる。
しかし、脱出させる方法がある。
それは、仲間が“捕虜ゾーン”近くにある、解放スイッチをピコピコハンマーで叩くこと。
解放スイッチの周りには、常時敵がいることはない
(ルール② 解放スイッチのエリアに張り付くことは禁止)

エミが鬼をひきつけている間に、ユウイチは解放スイッチのところへ走った。
すぐに気がついた鬼のゴンベエは、ユウイチの後を追った。
ユウイチは、無我夢中でピコピコハンマーを手にとって解放スイッチを押した。
けれど、後ろから来ていたゴンベエにタッチされ、捕虜になってしまった。
「よっしゃー!!!」
ユウイチは捕虜となったが、捕まっていた3人は解放された。



「守るべきか、攻めるべきか。。。」
キャプテンに指名されたマサムネは悩んでいた。
1チームには、ぞれぞれ3つの役割をもったメンバーがいる。
缶を守り、自陣内から外へ入れず、ペナルティエリア内に唯一入ることが“キーパー鬼”。
敵陣地にも侵入でき、タッチすることで捕虜として確保出来る“鬼”。
そして、ひたすら相手陣地の缶を蹴りにいくメンバー。

マサムネが悩んでいたのは、鬼をどうするかだ。
敵陣地に行って、どんどん相手を確保することも出来る。
しかし、そうするとスキをみて缶を蹴られる恐れがある。
なにより、相手の鬼と共倒れになる可能性がある。
鬼同士がタッチした場合は、ほぼ同時だとお互いにアウトになってしまう。

(ルール③ 疑わしきは罰する。鬼同士がタッチした場合は、明らかにタイミングが違っている場合以外はお互いにアウトとなる)

守備に徹して相手を少しずつ減らしていくか、突撃して一気にカタをつけるのか。
難しいところだ。




「やばーーーい!」
キーパー鬼の横を通り抜けて、相手チームのユキオが缶を蹴ろうとしていた。
ナオは、そんなユキオをめがけてボールを投げた。
(ルール④ 1試合で1回だけ元気玉を投げられる。このボールに当たると鬼にタッチされたことになる。投げられるのはキーパー鬼以外)
しかし、ボールはユキオのはるか右を通過した。
ギリギリのところでタダシがユキオにタッチして捕獲。
でも、ボールは使ってしまったのでこの試合ではもう使えない。
いつ使うか。誰が投げるのか。
それも勝敗を決める大きな要素だ


こんな楽しい、サバイバル缶蹴りのイベントにあなたも参加しませんか?
いよいよ、土曜日に開催!!!!
参加者募集中です。











2014年4月22日火曜日

うまくいかないと嘆くあなたへ届けたい劇薬な1冊



小説以外の本で、これほど貪り読んだものは初めてかも知れない。

本の名前は、『嫌われる勇気

結果が出ないことで必要以上に落ち込む自分がいて、「どうしてなんだろう?」と思うことがあった。

帯にある「なぜ、あなたはいつまでも変われないのか?」という文言に惹かれて買ってみた。

まさか、ここまでハマるとは思ってもいなかった。


友達に勧めたい本、No1




この本に書かれているのは、“アドラー心理学”だ。
哲人と青年の対話で物語は、すすんでいく。

はっきり言って、僕はこの本を読んだことによって、これから人間関係は劇的に変わると思う。

今まで言えなかったことが言え、必要以上に悩むことも減るだろう。

この本は、劇薬かも知れない。
そう思えるくらい、この本の威力は凄まじい。
今まで、悩んでいる人や大切な友人にあげる本は『君たちはどう生きるか?』だった。

しかし、これからはこの本にしようと思う。

間違いなく、これから人生のバイブルになる。
気になるかたは、ぜひ読んで欲しい。


承認欲求なんていらない



アドラー心理学では、承認欲求を否定する。

あなたは、他者の期待を満たすために生きているのではない

たとえば目の前に「勉強する」という課題があったとき、アドラー心理学では「これは誰の課題なのか?」という観点から考えをすすめる。

子どもが勉強するかしないのか。
これは、子どもの課題であって、親の課題ではない。
親が「勉強しなさい」と命じるのは、他者の課題に対して、いわば土足で踏み込むような行為。
われわれは「これは誰の課題なのか?」という視点から、自分の課題と他者の課題とを分離していく必要がある。
アドラー心理学は、放任を推奨するものではない。
いつでも勉強の援助することを伝えるけれど、子どもの課題に土足で踏み込むことはしない。
相手を信じることは、あなたの課題。
しかし、その期待に対して動くかどうかは相手の課題。

アドラー心理学は、どんな人とでも一定の距離を保つことをすすめている。
それは、我が子に関しても同じ。
人は、自分の思い通りにならないとイライラしてしまうことがある。
けれど、それはあくまでも“他者の課題”なのだ。
勉強するかどうかは、子どもの課題であって、親の課題ではない。

『馬を水辺に連れて行くことはできるが、水を呑ませることはできない」ということわざが本書では紹介されている。

我が子も同じ。
最終的に、勉強するかどうかは本人次第。

具体的にどうしていけばいいのか。
どんな考え方が良いのか。

それは、ぜひぜひぜひ本書を読んでもらいたい。

僕自身も、何度も何度も読み直しながら考えているところだ。
本の内容を理解するのに、まず時間を要する。
そして、それ以上に実践するのが難しい。
どれだけ、他者の課題だとわかっていても、やっぱり介入したくなるのが人の性だ。


まとめ



アドラーは、『人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである』と断定している。

これは、まさに真理をついている。

たとえば、「仕事がうまくいかない」という悩み。
これも、考えてみると「人にどう思われるだろう?」「あの人よりも劣っているんじゃないか?」という誰かの目を気にしていることが問題になっている。

“劣等感がある”、“苦手な人がいる”、”人前では、素の自分を出せない”

こんな人には、ぜひ読んでもらいたい!
超絶にオススメの一冊だ。