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2011年7月10日日曜日

人と話すことで、企画の悩みが解消された夜




一昨日、子育て支援をされているところへヒヤリングに行ってきました。
知り合ったかたに、自分たちがやろうとしていることを話すと
「あそこいいんじゃないかな」ということでご紹介いただいたのがキッカケです。


結果的には、すごく良かった!


子育てサークルのようなところで、イベントなどをされているということしか知らずに行きました。


「どんなことをされているのか?」
「どういう団体なのか?」

そんなことがお伺い出来たらいいな程度に思っていました。

しかし、ふたを開けてみると、僕のお悩み相談会になっていました。


どういう活動をされているのかを教えていただいた後、僕たちがなにをしようとしているかを説明し、聞きたいことなどを尋ねました。



話をして、わかったことや気づいたこと



教育関係のNPOは厳しいよ


これは、ほんと良く聞く。
こんなこと言うと語弊があるかも知れませんが、
「教育は儲からない」です。
結果は見えにくいし、時間もかかる。
お会いさせていただいたかたの知り合いで、教育関係をされているNPOも
別事業で生計を立てているが、学童などのほうでは赤字だとのこと。

でも、教育は大切。
ほんとに大切。
これから、益々重要。

教育でも、お金がちゃんとまわるビジネスモデルを作りたいなと改めて感じました。


おばちゃんパワーすごい



こんなこと言うと怒られるかも知れませんが、

おばちゃんすごい!


以前、見学に行った学童の先生もそうでしたが、本質を見抜く力、行動力、巻き込み力など半端なく高い。

教育でエネルギーを注ぎ、少しでも子どもたちを健全に育てようというアツイ気持ちが伝わってきます。


僕には、子育て経験もなければ、教育の知識や経験も低いです。
だからこそ、こういうパワーのある方々と共にやっていくことが必要だと思っています。

僕は、箱を作り、仕組みを作り、環境を作る。
現場に強い人たちが、子どもを見て、教育し、指導する。

そうやってお互いの強みを生かし、弱いところは補完し合うことが大切であると切に感じています。



単発ではなにも変わらない。でも。。。



僕が、ハコを用意してやろうと思ったそもそもの発端は
単発のイベントで子どもたちの変化を促すことは難しいと思ったからです。

1年に1回とかでキャリア教育をしたところで、ほとんど意味がないと
現場に立っていたときに思いました。

その話をしたところ、相手方の人も同じような感じで1年に1度イベントをしているけれど
それだけではダメだという認識を持っているとおっしゃっていました。

しかし、それと同時にこんな言葉もいただきました。


「最初はね、徐々にやっていくんよ。そしたら、実績になる。はじめは見向きもされへんかも知れへん。けれど、やっていくうちに応援してくれる人が増えてくる。『あの人がやっているんやったら、少し覗いてみよう』と言われるようになるの。やってみて初めてわかることもいっぱいある。だから、まずは徐々にはじめる。反応、反響を伺いながら試行錯誤やで」


まとめ


やはり、一人で悶々と考えていたらダメだなと再確認しました。
わかってみれば、すごく単純なこと。

なにに悩んでいるのかがわからず、ただただ悶々としていて、うんうん唸って苦しんでました。


多分悩んでいたのが、相手の顔が見えないこと。

ずっとお母さんにどうやって魅せたらいいかを考えていました。
お母さんがお金を払うから。

しかし、今日気づいたのは、僕らの企画は、子どもたちが「めっちゃ行きたい」と言って来てくれるもの。



「なんかな、あそこな、めっちゃすごいらしいねん。ちゃうねん、遊ぶだけじゃなくて、ちゃんと成績もあがるらしいで。
しゅーじんも、ましろもあっこ行ってから、テストの点数めっちゃいいし」


なんて風にお母さんにせがんでくれるような場所であるべきでした。

なのに、お母さん向けに考えていたから、全くストーリーも浮かばず、なんか気乗りしない感じだったのです。

ゆるい感じで、話を聞いてもらうことって大切なのかも知れませんね。

毎週毎週は難しいですが、定期的にいろいろお話を聞くことは必要だなと感じました。


【編集後記】

人のご縁は大切ですね。
話をしている中で、「あなたの生活が心配だわ」と本気で心配してくださいました。
ありがたいです。
こうやって、応援してくださるかたがいるのは幸せだし、
勇気をもらえます。
背筋がピンとなりますね。
こういう言葉の一つ一つは、全てEvernoteに保存して、
たまに見返してにやにやしています。

2011年7月5日火曜日

企画の内容をリニューアルします。





小学生のお母さんにヒヤリングをして、企画に関するアドバイスをいただきました。

その中で、「食事が出来ることにメリットを感じる」人が少ないなと感じました。

どれだけ遅く帰ってきても、出来れば子どもと一緒に食事したい。
そういう声を多く聞きました。

当初、カフェのように食事をメインにした企画を考えていました。
しかし、ニーズがないのならばそこにこだわる必要はありません。

やりたかったことは、

『子どもの自尊感情を高めるために
包み込まれる感覚を育む場を作ること』

決して、カフェがやりたかったわけでも、子どもと一緒にご飯を食べたかったわけでもありません。

食事は、ただのファンクション(機能)です。


食事を使って、大人や子どもが繋がる場を作りたかった。
けど、これは違う方法でも出来るはず。
週に1回くらいの頻度で、みんなで食事をしてもいい。
必要な子どもだけ、なんらかの形で食事を用意することも出来る。

自分たちがやりたいこと。必要だと思っていること。
お母さんたちが欲しているもの、価値を感じるもの。
そこをすりあわせよう。

そんなことをヒヤリングをしたことで思いました。





新しい企画を


というわけで、今は企画を練り直しています。
基本的なラインは出来ており、これからは詰めていく作業です。


僕たちは、子どもに自信を与えたい。
誰だって、価値がある人間だし、取り柄もある。
そんなことを伝えたい。

そのためには、包み込まれる感覚も大切ですが、それと同時に成功体験も必要な要素です。

そこで、自由に問題や課題に取り組む塾のような学童を考えています。

運動会で活躍するために、みんなで練習したり、算数が苦手な子が、クラスで一番の成績を取る。

そんな『ノブタをプロデュース』的な企画です。


これなら、ライフハック、コーチング、テレビ企画などの僕の強みを生かせるんじゃないかなと思っています。

まだまだ、ラフなデザインしか出来ていないので、これから詰めていってる次第です。

まぁ、だいぶ煮詰まっていますが。。。



【編集後記】


煮詰まったときにどうしようかなと考えています。
今の状態でヒヤリングすると、
軸がぶれて結局なにがしたいのかわからなくなってしまう懸念も。
だからと言って、一人で考えていても泥沼になるだけ。
メンバーと会って話しても、悶々と頭を抱えるだけに。
しばらくは、一人で考えたほうがいいのかなぁと思っています。


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