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2014年5月7日水曜日

NPOが長期計画をたてるときに大切なこと



今まで長期計画をしっかり立てることが出来なかった。
必要性もよくわかっていなかった。
考えないといけないのはわかっていたけれど、どうすればいいのかわからなかったことも大きな理由。

けれど、3月に「かものはしプロジェクト」の山元さんがおこなう講演に参加したことで長期計画の必要性がわかった。

NPOは、社会を変えるために活動している。
そのため、僕は一般の企業と同じように事業計画を立てることに違和感をもっていた。
それが、山元さんの講演をきいて、どうすればいいかを学ぶことが出来た。

具体的なミッションを決める



計画を立てるために大切なのはミッション。
具体的になにを解決するかを決めていなければ、打ち手は見つからない。
ドラッカーは、
『考えるべきは、ミッションは何かである。ミッションの価値は、正しい行動をもたらすことにある』
(ドラッカー名著集『非営利組織の経営』)
と言っている。

そして、なによりミッションとは具体的でなくてはならない。
ここもドラッカー。

『ミッションは、行動本位たるべきものである。さもなければ、単なる意図に終わる。ミッションとは、組織に働く者全員が、自らの貢献を知りうるようにするものでなければならない。』
(『非営利組織の経営』)

これを読み、今までのミッションを改訂した。

「人生の転機となるキッカケをつくり、夢へと向かう情熱に火をつける」というミッションから、「子どもの自尊感情が低い問題を解決する」という具体的なものに変更した。

問題解決へのシナリオを作る



具体的なミッションが決まれば、次はどうやって実現させるか。
目指す社会を創るためには、なにが必要で、どうすればいいのか。
それを徹底的に考える。

なにをしたいのかを考えるのではなく、なにが必要なのかを考える。

料理で例えるのであれば、じゃがいもがあるからカレーを作るのではなく、
カレーを作りたいからそのために牛肉やタマネギ、じゃがいもをそろえるといった作業。

安いからといって、適当に豚肉を買い、海老を買い、フランスパンを手に入れたとしても、決してカレーは作れない。

社会を変えようと思ったら、ミッションを決め、そのための解決へのシナリオを作らないことには、今なにをやっていいのかわからない。

そのために、事業計画が必要。

正直、僕たちは今まで行き当たりバッタリだった。
計画は、あってないようなもの。
今考えると、本当に場当たり的だったなと思う。


長期計画があったことで変わったこと


まず、なにをするべきかが明確になった。
今までは、思いつきが本当に多かった。
「あれやろう」「これやろう」

だから、やろうと思ったことが続かなかったり、いきなりなにかをおこなったり。
なかなか継続しておこなうことが出来なかった。

長期計画を立てたことで、来月にはどうなっていないとだめか。
今、やるべきことがなんなのか?
それが、本当に明確になった。

なにより、やらないことが明確になった。

計画を達成することを考えると、出来ないことも見える。
優先順位を考え、「これは今年、やらない」という決断を下せる。

恥ずかしい話だが、法人3年目にしてやっとそんなことがわかってきた。

今までの形骸化してた計画とは違う。
毎週、事業計画を元にしての振り返りもおこなえている。

やりたいことは、計画に落としてはじめて実行出来る。
それは、個人も法人も一緒。
まだまだ、長期計画としての精度は低いと思う。

けれど、計画に沿って実行し、常に見直し、修正を加えていくことで実現出来ていくはず。


<まとめ>
長期計画を立てたことでうまくいくこと

・やるべきこと、やらないことが明確になる
・思いつきの行動がなくなる
・団体としての行動指針が出来る
・必要なスタッフやボランティアが明確になる

・優先順位が明確になる







2013年9月4日水曜日

助成金は、いりません。

先日、中間支援センターに団体運営に関するインタビューをしていただいた。

普段、思っていることを口にすることはすごく良い機会。

その中で、自分の中でうまく言葉に出来なかったのが“助成金”について。




「僕個人の思いとして、あまり助成金を取りたくないんです」

そんなことを言ったら、「どうしてなんですか?」と聞かれた。

まぁ、そりゃそうだ。

疑問に思うのは当然。

NPOの多くは、助成金を活用している。

そのときは、うまくまとめられなかったので、あらためて考えてみた。

なぜ、自分は助成金を取りたくないのか?



フィットする助成金が少ない




僕たちの活動は、人件費以外にはあまりお金がかからない。

ワークショップがメインなので、細かい材料費は必要だけど、それ以外に必要経費がない。

場所代と広報費くらいだ。

だいたいの助成金は、消耗品や印刷代としては使えるけれど備品費には使えない。

僕たちとして一番欲しい、一眼レフやパソコンなどは対象範囲外だ。

なので、そもそも助成金を使いたくても、フィットするような助成金がない。

助成金を取らない理由の大きなところは、これ。



助成金は、蜜の味



活動資金はすごく大切だし、助成金というのはNPOにとっては本当にありがたい。

NPOは、基本的に困っている人たちに事業をおこなっている。

困っている人は大概がお金をあまり持っていない。

つまり、サービスをしても対価が払えない人。

性質上、どうしても活動資金は困窮する傾向にある。

だからこそ、そのためにあるのが助成金。

だけれども、そこには功罪がある。


助成金に頼り過ぎてしまうと、助成金のために事業をおこなうことになってしまう。

新規事業のスタートアップとしてうまく活用するのは良いけれど、活動資金を捻出するために助成金に手を出してしまうと本末転倒なことになることがある。


助成金を得るためには、当然事務手続きが必要。

けれど、申請書類を作ってばかりで、本来の仕事がなおざりになってしまっては意味がない。


選択と集中




結論を言うと、「まだ、助成金を取る段階では無い」というのが考えて至った答え。

スタートアップの資金としては、内閣府より助成金をいただいた。

それで機材の購入が出来た。

今は、助成金を取ることよりも、自分達の事業をしっかり確立することが先決。

川北秀人さんがよく言う、「足りないのは本当にお金なのか?」という問いが僕たちにはずばり当てはまる。

確かに、お金は欲しい。

活動資金が足りていないのが現状。

しかし、本当の問題はお金ではない。

やるべきことは、プログラムの開発であったり、日々の活動発信。

それをきちんとすれば、お金は必ずついてくる。

今やるべきことは、事業できちんとお金を得られる仕組みを作ることであって、助成金を取ることではない。


まとめ



助成金は、本当にありがたい。

僕たちも助成金をもらえたからパソコンなどを買うことが出来た。

うまく活用すれば、活動の良い潤滑油になってくれる。

けれど、「お金がもらえる」というのは非常に魅惑的。

「どの助成金に出そうか?」を考える前に、「そもそもなぜ助成金が必要なのか?」と問う必要がある。

助成金は、基本的には一過性。

助成金がなくなったあとは、自分達の活動資金で運営をしていかなくてはならない。

助成金関連の事務作業も増える。

マリオカートのアイテムみたいに、どこで使うのか?誰に使うのか?(なんの事業に使うのか?)が大切。

使い方によっては最高のアイテムになるけれど、失敗すると団体運営自体に影響を与えることもある。

僕個人として思うのは、“試してみたい事業”、“これからガッツリやりたい事業”などの資金として助成金を活用するのがベストだと思う。

助成金をもらえればお金のリスクは減るので新しいことも思い切っておこなえる。

うちの団体も、今後チャレンジするような事業をはじめるときには助成金はうまく活用していきたい。

ただ、今はとにかく事業を軌道に乗せること。

一点突破。

そのためには、選択と集中で助成金に当分は頼らずおこなっていく。










2012年8月2日木曜日

NPO をはじめたいあなたへのブログ



photo credit: the air we breathe. via photo pin cc



このブログを書いている理由は二つある。

一つは、活動報告。

NPO法人 D.Liveという団体がどんなことをしているのか、どんな考えがあるのかを伝えるために。

もう一つは、これからNPOをはじめたい人への参考にという意図がある。




NPOをしようと思っている人へ


僕がNPOをやろうと思ったのが4年前。

社会起業家という言葉が出てきた頃だ。

その前までは日本人のNPOが注目されることなんてほとんどなかった。

僕自身、社会起業家については知っていたし海外の事例については本などで見たこともあった。

けれど、日本にもそういった人や団体があることは知らなかった。

日本で出来る、日本にもいるということを知って、この道へ進もうと決めた。


けれど、そこから4年はずっと手探りだった。


社会起業家に関連する本は全て読んで、どうやって経営を成り立たせているのか、どんな問題意識を持っているのか知りながら勉強をしていった。


コンペに出たり、いろいろな場へ行って人に会い、助言を仰いできた。

そういった場で学んだことは非常に多い。

それらのことを、これからNPOをしたいと思っている後輩の人たちへ伝えたい。



日本にもっと事業型NPOを!


僕は、日本にもっと多くの事業型NPOができてほしいと思っている。

日本は課題先進国と呼ばれ、多くの社会問題がある。

少しの団体だけでそれらの課題をすべて解決することは不可能だ。


社会問題を解決しようという志を持つ団体が一つでも多く日本に出来ることで日本の社会は明るくなる。


僕たちの団体D.Live では、『誰もが夢を目指せる社会を創る』というビジョンがある。

けれど、多くの団体と協働しあって社会を変えていかないとこのビジョンは達成できない。


一人でも多くの人がNPOのことを知り、少しでも多くの人がNPOを立ち上げ、彼ら彼女たちがスムーズに運営できる一助になればと思いながらこのブログを書いている。


過去は美化されるし、本や雑誌で赤裸々な体験記はあまり書かれていない。

『苦労した』の一言ですまされがちだ。

僕もあまり内情を話したくはないけれど、出来るだけ公開するようにしている。

特に、うまくいったことや失敗したことをリアルタイムで書き(そうでないと過去は美化される)、今後はもっと感情を入れてもいいかも知れないと思っている。

読者は、当時の自分だ。

あのときどんなことで困っていたのか、なにが知りたかったかを考えながら書いている。



まとめ


赤裸々に書くと言っても出来れば書きたくないことも多い。

全然稼いでないなんて知られたくないし、バイトしながら食ってるということも秘密にしておきたい。

けれど、現実を伝えたほうがよりリアルだ。

なかなか表に出ないことだからこそ僕がここで書く意義がある。

NPO に興味がある人で知りたいことがあればどんどん質問してもらいたい。

僕が答える範囲ですべて答えるので。



編集後記


この記事は、自分を追い込むために書いた。

過去の自分へ向けて書いているのは本当だけれども、失敗や書きたくないことに関してはほとんど記事に出来ていない。

どんどん書いていくためにもこの記事を書いて、自分にプレッシャーをかけてみた。














2012年7月21日土曜日

NPO法人を立ち上げた僕が常に考えている2つのこと



photo credit: Toni Blay via photo pin cc 



 NPO法人を立ち上げて1年目。

まだまだ駆け出しの代表理事で経営者だ。

そんな僕が常に考えていることは2つ。



どうやって経営を安定させるか?


1つ目は、経営に関して。

これはNPO法人も株式会社も関係なくて、経営が成り立たないとそもそも存続できない。

人も雇用できないし、自分がまず食っていけない。

「NPO = ボランティア」という認識はまだまだ多いけれど、収益を上げなければNPOも経営が出来ない。



どうやって社会を変えるのか


もう1点は、NPOだからこそ。

僕たちは、社会を変えるために仕事をしているので社会を変えられないなら意味がない。

そのため、常に ”どうすれば社会は変わるのか?”  ”どうやって社会を変えるか?” を考えている。

社会問題は複雑で、猫が遊んだあとの毛糸みたいにぐちゃぐちゃに絡まっている。

様々な要素を分解し、なにが問題でどうやったら解決することが出来るのかを統計データにあたったり、当事者へヒヤリングをしながら解いていく。



バランスの取り方


経営的にうまくいく事業でも社会を変えることに意味をなさなければやる必要はない。

かと言って、社会を変えられるけれど赤字にしかならない事業ばかりをしていても継続できない。

そのあたりのバランス感覚が非常に難しい。



さいごに


社会を変えることを考えるのは楽しい。

自分たちで社会を変えられるなんて夢みたいだ。

いや、夢じゃなくてちゃんと社会変革しなきゃいけないんだけど、「社会を変えたい」と思っていた学生時代の夢(願望に近い)を叶えられる仕事が出来ているのは本当に幸せ。


ただ、「社会を変える」というのは当たり前なんだけど簡単なことじゃないし、甘い気持ちやなんとなく格好良さそうみたいな考えで出来ることではない。


正直、どうやって社会を変えたらいいのかわかんなくて、なんかでっかいものを相手にしててどこをどう攻撃すればいいのかもわかんなくて苦しむこともある。


けれど、僕は子ども達が希望を持てる社会にしたいと思うし、子どもの可能性をもっともっと伸ばせる国にしたい。


紛争地域でもないのに自殺がこんなに多くて、他国に比べたらなに不自由ない暮らしが出来るのに自分の将来に希望が持てていない子どもが多いのはあまりにもおかしい。


まだまだちっぽけで、出来ることは少ないけれど、コツコツコツコツ少しでも社会を変えられるように僕は明日も種を蒔く。








2012年7月10日火曜日

ブロガーやライフハッカーこそNPOヘ!



photo credit: slimmer_jimmer via photo pin cc



いつも大好きで楽しく見ている "ライフハックLiveshow"で寄付に関する話題が出ていた。

NPO経営者としては、ここはハズせないだろうということで記事にした。





寄付のイメージを変えよう


"カッコ良い寄付”、"COOLに社会貢献”ってすごく大事なこと。

『寄付』というとどうしても『偽善』というイメージが出てくる。

クラウドファンディングが少しずつ広まってきているもののまだまだ日本では浸透していない。

だから、"楽しく寄付をする" "カッコよく寄付をする"というイベントは歓迎。

寄付に対するイメージが変わっていけば、よりよい社会が創られていく。

NPO法が改正されて、税金が免除されるようにもなったし。



現場の人間が思うこと


NPO法人の代表理事として思うのは、「寄付も大事だけど、人材が欲しい」ということ。

お金は確かにありがたい。

僕たちD.Liveで言えば、一眼レフやパソコンが足りていないので寄付をいただくことでそれらを購入することが出来る。

それによって、より多くの子どもたちがこどもしゅっぱん社へ通えるようになる。

けれど、寄付には継続性がない。

年会員などは別だけど、寄付はどうしても一過性になってしまう。



プロボノという関わり方


プロボノ(Pro bono)は、各分野の専門家が、職業上持っている知識・スキルや経験を活かして社会貢献するボランティア活動全般。また、それに参加する専門家自身  「出典:wikipedia」

税理士がNPOの会計を見てくれたり、Webに強い人がHPを作ってくれたりといった活動をしてくれる人をプロボノという。

お金ではなく、スキルを活かすことで社会貢献が出来るという活動。


僕は、出来れば多くの人たちにプロボノとしてNPOやNGOに関わってもらいたい。

プロボノは、タダもしくは安価で労働をする。

けれど、その分の見返りがある。

それは、”社会の役に立っているという実感”。

会社の仕事は、やって当たり前の部分がある。

Webを作ることを仕事にしている人が、「君、HP作れるのスゴイね」とは言われない。

けれど、NPOのWebを作ると「すごい!」「ありがとう!」と絶賛される。

さらにその団体が社会に対して良いことをしているとなると、二重の喜びになる。


時間などのコストはかかってしまうけれど、達成感は寄付よりもプロボノの方が何倍もある。

また、NPOのコミュニティに入ることで今までと違った視野も得られる。


ということで、僕は社会人の方たちにはプロボノとしていろいろなNPOやNGOに関わってもらいたい。

必ずお互いにとってメリットがある。



ブロガーこそNPOへ!


ライフハックshowを見ていて、ぜひブロガーの人たちにはプロボノをしてもらいたいって思った。

NPOやNGOの活動って地味で見えにくい。

現場系の人たちが多いので発信することが苦手。

だけれど、実は企業よりもアピールする必要がある。

ステークホルダーが多いし、”良い活動”をしていても人に伝わらないと意味がない。


そういった意味で、ブロガーは『The 発信する人』なのでいろいろ関わってもらえたら嬉しい。(もちろん忙しいのは承知で)


NPOという業界はどうしても狭いので、多様な人たちが入ってくることで流動性が生まれたり、新たな発想が出てくる。

「NPO × ブロガー イベント」なんてのも出来たら嬉しい。

@jmatsuzaki さんが、『NPO向けのブログ講座』を開いたら講師として来てもらえるみたいなので、そんな企画も考えていきたい。




<編集後記>

「ライフハック × NPO」というのは僕の強みなので、そこを活かしておもしろいことをいろいろ展開していく予定。

みんなで楽しみながら、社会を良くしていけるようにどんどん仕掛けていきたい。







2012年7月5日木曜日

多くの人に伝えたいNPOで働く魅力やキッカケ


photo credit: ~jjjohn~ via photo pin cc


来週、出演するラジオ番組で「仕事の魅力やキッカケについて話してください」というオファーをもらった。

せっかくなので、ここでも書いておこう。



仕事の内容


まず、僕自身の紹介から。

NPO法人の代表理事で、今はまだバイトをしながら仕事をしている状況。

団体は今年4年目、法人1年目。

仕事内容は、小学生が雑誌を作る教室「こどもしゅっぱん社」の運営や商店街の広報誌作成、子ども向けワークショップの実施、小学校でのキャリア教育などをおこなっている。


魅力について


「社会を変えることが出来る」に尽きる。

僕は、社会にインパクトを与える仕事がしたかった。

子どもや孫の代に少しでも魅力的な社会にしたくて、そんな仕事を探してた。

NPOは、社会を変えることが使命。

しかも事業型NPOは、”社会問題をビジネスで解決する”。

決してボランティアではない。


常に「どうやって社会を変えようか?」と考えることはワクワクする。

考えていることは、決して夢物語ではなく、今やっている仕事に繋がっている。

学生のときに思っていた、「できたらいいな」「社会が良くなったらいいな」という願望ではない。

「必ず社会を変える」という意思だ。

社会を変えることが出来ないのであれば、僕がこの仕事をする意味はないと思っている。

『社会を変えるを仕事にする』ことがしたかった僕には最高の仕事だ。



今の仕事についたキッカケ


NPOに関心を持ったのが、週刊ダイアモンドで見た”社会起業家特集”だった。

(このあたりのことは、以前書いた記事を)

子どもたちの可能性を伸ばす授業や教室を運営したかった。

イメージとしては、寺子屋や松下村塾。

けど、それは引退してから私塾のような感じでするものだと思っていた。

それが仕事として成立するというのを知って、この世界へ飛び込んだ。

特にカタリバは「こんなんしたい」と漠然と思っていたことだったので、それが仕事になるとわかって嬉しかった。



まとめ


社会を変えることがしたくて、そんなことが出来る仕事があると知ってNPO業界に入った。

もう4年目。

去年まで大阪のNPOにお世話になって、今年からは自分たちで法人化して運営をおこなっている。


自分たちの団体で物事を考えるのではなくて、「日本をどうするか?」「どうやったらまちを変えられるか?」という大きい視点で考えることが出来るのはすごく楽しい。


僕たちが実際におこなうことで社会の制度を変えることができたり、政治家へも意見が言える。


また、ビジネスとしてもおもしろい。

NPOというのは、基本は儲かりにくい仕事。

儲かるような仕事だと営利企業が参入するし、たいてい顧客は貧乏(いわゆる社会的弱者)だ。

そのため、ビジネスとして成り立たせるのは非常に難しい。

いい物を適正価格で売るという一般的なビジネススキームでは成り立たない。


僕は元々起業がしたかったので、そういう戦略やビジネスのアイデアを考えるのは楽しくて仕方がない。


まだまだ『NPO = ボランティア』というイメージが強くて、辟易することも多いけど、僕たちが活躍していくことで少しずつ認識を変えることが出来ると信じている。


この仕事は大変だけど、やりがいはあるし、なによりもめちゃくちゃ楽しい。

”社会を変えられる”というのはすごく魅力的だ。

ぜひ、1人でも多くの人がNPOに関心を持ち、「NPOで働きたい」と思って欲しい。






2012年6月10日日曜日

どうして、企業ではなくNPOなのか?デメリットはないのか?








「稼ぎたいです!」みたいな話をすると必ず言われることがある。

それは、


「どうしてNPOなのか?」


このことに関しては、いろいろ考えて結論を出した。



1.  教育なら断然NPO



うちの団体は、教育関係の仕事をしている。

対象は、主に小学生。

当然、小学校などとの連携する必要が出てくる。

そんなときに、”企業”だと学校に入ることは難しい。

「営利目的なんでしょ」

なんて思われて、協働することはほぼ不可能。

NPOだと、キャリア教育の依頼やビラの配布などもおこなえる可能性が高い。



2.  支援や後援などが得やすい


助成金もそうだし、寄付などもNPOの方が受けやすい。

NPOは、ステークホルダーが多いので支援してくれる人も多くいる。

ボランティアの学生さん、プロポノ、行政などなど。

お金以外にも、様々な協力を得られる。



3. NPOの認知度を高めたい


これは、僕の個人的な感情。

”社会起業家”なんて言葉が少しずつ認知されてきているけれど、まだまだNPOがなんなのかわかっている人は少ない。

「ボランティアなんでしょ?」

「お金稼いだらダメなんでしょ?」


そんな認識の人が大多数。


僕は、”NPOでも稼ぐことが出来る”という事例を作りたい。

少しずつNPOで生活出来る人が増えてきた。

それでもまだ事業型NPOは少なく、助成金や委託に頼っているところも少なくない。(助成金や委託が悪いという話ではない)

「社会を変えたい」と思う若者が、夢を持てる仕事にしたい。

そのためにも、敢えてNPOという選択をした。



NPOのデメリットは?


1. 買いたたかれる傾向

”なめられる”と言えば言葉は悪いけれど、「良いことをしているし、安くで仕事を請け負ってくれる」と思われる傾向がある。

"NPO=ボランティア”というイメージがあり、お金を取ると「なんで???」となる。


2. 宗教や税金対策を疑われる

NPOに良い印象を抱いていない人もいる。

「宗教かなんかなんじゃないか?」


「企業の税金対策だろう?」

なんてことも言われる。


3. クレジットカードが作れない!?

社会的信用度は、まだ高くない。

これは全員ではないかも知れないが、クレジットカードが作れないこともあるみたい。

実際、試したことはないのでわからないけど。

(NPO経営者はクレジットカード作れない仮説)

※ちなみに、駒崎さんは最近クレジットカードが作れたそうだ。
(苦節10年、ようやくクレジットカードが作れた件について)



さいごに


デメリットに関しては、誠実さがあれば解決する。(クレジットカードを除く)

価値を提供出来れば、相当する対価もいただける。

信頼がつけば、変な噂も言われなくなる。

要は、自分たち次第。

なので、あまりデメリットではない。(はず)

教育関係でNPOにするかどうか迷っているのであれば、僕はNPOをオススメする。





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特に、教育学部や先生になりたいと思っている人を探しています。
詳しくは、こちらまで。





2012年6月8日金曜日

大阪人の僕が、滋賀でNPOをすることに決めた理由




今、滋賀へ来て事業をしている。

事務所を構えて、半年。

実は、今まで滋賀県にはなんの縁もなかった。



場所の選定が大事


『ソーシャルビジネスをする上で場所の選定は、非常に重要になってくる』

そういう話をメンターからずっと言われてきた。


社会起業家と言われている人たちは、”なぜその場所ではじめたのか?”という理由が明確にある場合が多い。

うちの団体の場合、実際にどうやって場所を選ぶかわからなくて結局、2年くらい悩んだ。


なぜ、滋賀なのか?草津なのか?


1. 15歳未満の人口比率

僕たちの主な顧客は、小学生。

そこで、”15歳未満の人口比率”というのを調べた。

いくつか候補がある中で、大阪や奈良などで4つくらいに絞った。

その中で滋賀を選んだのは、”人口が増えている”ことや、昔から住んでいる人も多くいるという点。

ベッドタウンだと新住民ばかりなので、地域の人たちを繋げるという僕たちがやりたいことが出来ない。

でも、草津にはいい感じで新旧の人たちがいて、僕たちが橋渡しになれるはずだと思った。


2. 近くに大学がある


大学には、「人・物・カネ・情報」の全てが集まる。

学生のボランティアなども大学が近くにあるほうが集めやすい。

草津周辺でも、立命館、龍谷、滋賀大などがある。

しかも、僕は立命館出身(京都キャンパス)で知り合いの先生がいるという強みもあった。


3. 商店街がある

草津駅前には、昔からある商店街がある。

話を聞けば、商店街に新たに店舗を作れば市から補助金が出るらしい。

つまり、”地域活性化”に対してなにかをする必要があること。

ここの点でも、僕たちが活躍出来るチャンスがあると思った。


4. 競合がいない

”キャリア教育”や”地域活性化”という点でほとんど競合がいなかった。

大阪や京都がなじみがあってやりやすいとも思ったけれど、もうやっているところがあったので避けることにした。


5. 地方のほうが抜きんでやすい

大阪だとNPOを多くあるし、ニュースもたくさんある。

地方のほうが目立てば一気に認知度が上がると踏んだ。



さいごに


ずっと言われてた場所選定。

ほんとにここをじっくり考えていて良かったと思う。

今のところ予想通り、いや予想以上にうまくいっている。

商店街にも関わらせていただいているし、ローカル局などで取り上げていただくことも増えている。

場所を選ぶのは地味でおもしろくない作業ではあるけれど、ここを間違えてしまうと命取りになってしまう。

僕からも言わせてもらう。

『場所の選定は、めちゃくちゃ大事だ!』





2012年6月7日木曜日

NPOで年収1,000万円稼ぐ





今は、まだまだアルバイトで食べている状況。

滋賀へ来たのが去年の12月末。

やっと、本格的に始動して半年くらい。

事業として始まったのは、4月からなのでそこまで時間はたっていない。

なんとか、秋くらいにはアルバイトを辞めてギリギリ生活出来るようになるかなといったところ。


年収1,000万円稼ぎます


そんな立場で良く言えたものだとは思うけど、僕は最近いろんなところで「年収1,000万円稼ぐようになります」と言うようにしている。

別にお金を稼ぐためにNPOをしているわけではない。

一番大事なのは、”社会を変える”こと。

でも、やっぱり結婚もしたいし、子どもは2人くらい欲しい。

ある程度、自由な生活もしたい。


NPO法人の平均年収は300万円〜400万円ほど。

男性は、30歳になると辞めていってしまう。

なぜなら、その収入では結婚して家庭を持つことができないから。



NPOに新卒で就職できる社会に


社会起業家とか言われているけど、まだまだNPOで食べていくことは難しい。

僕は、もっともっとNPOに参画してくれる人が増えて欲しい。

プロボノとかも増えているけど、やっぱり若手が必要。

まだ、NPOは就職活動のときに選択肢には入っていない。

ここを変えていきたい。


今の時点では、ほとんど新卒でNPOに入ることなんて出来ない。

もっと多くの若者がこの世界へ入ってくれれば、もっと社会は良くなっていく。



さいごに


アメリカでは、年収1,000万円を超えるCEOなどがNPOにいる。

日本も近い将来、こんな人たちが増える社会になっていくようにしたい。

僕が稼ぐことによって、「あっ、NPOでもお金稼ぐこと出来るんだ」というロールモデルになりたい。


今の自分がこんなことを言うのはおこがまし過ぎて、あまり言いたくないんだけど、社会を変えるスピードを上げるためにはこれが必要。

NPOをキチンとビジネスとして回して、お金を稼ぐ。

そして、働きやすい環境を作る。

そのために、僕は年収1,000万円稼げるNPOの人になる。