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2013年9月25日水曜日

自分の仕事が甘いことを痛感した苦い酒の味





昨日、理事のメンバーと2人で飲みにいった。

そこで、彼が働いているところの人たちの話を聞いて、自分自身思うところがあったので今日はそのことについて。


自分の中にある甘さ



結局のところ、仕事というのはどこまで妥協せずに取り組めるか。

自分は、まだまだその意識が薄い。

鶏と卵のように、“食えるようになったらプロ意識が持てる”のか、“プロ意識を持てているから食えるようになる”のかはわからない。

ただ、バイトをしていることを理由にして、今のことへ100%向き合えていない自分がいる。

今の取り組みは、所詮は趣味のレベルの延長でしかない。

それくらい、自分はまだまだだなと痛感した。


足りてないものだらけ



仕事への粘り。

結果へのこだわり。

妥協しない強さ。


なに一つ、足りていない。

恥ずかしくなるくらい、まだまだだ。

「青二才」とは良くいったもので、ほんとそんな感じ。

ただ、「自分はダメだなぁ」と落ち込んでいたところではじまらない。

気がつくことが出来たのは、良かった。

ここから、1つ1つ成長していけばいい。



まずは、意識改革!?




意識が変わったからといって、簡単に変わるものではないと思う。

けれど、まずは意識を変えること。

仕事に”こだわり”を持つ。

1つ1つのことに“ねばり”を持つ。


昔、働いていたときにロッカーへ貼っていたものを今、部屋に貼っている。

電通社員の行動規範と呼ばれる『鬼十則』


1. 仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
2. 仕事とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。
3. 大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。
4. 難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
5. 取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。
6. 周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。
7. 計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
8. 自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚味すらがない。
9. 頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。
10. 摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。


貼ったところで満足していては意味がない。

急にストイックな人間に変わることは出来ない。

でも、野村監督がこうも言っていた。


考えが変われば意識が変わる。
意識が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば運命が変わる。
運命が変われば人生が変わる。

まずは、考えを変え、意識を変え、行動を変えていく。

あせらずに、コツコツと。

まだまだ自分は甘い。

ラクな方、ラクな方へ行きたくなる。

でも、もっと仕事が出来るようになりたい。

もっともっと良い社会を創っていきたい。

理想の状態に、自分の状況も、社会の状況も持っていきたい。

そのためには、もっともっと成長していかなくてはならない。



1人で仕事をするのは辛い




現状でなにがしんどいかと言うと、バイトしながら今の仕事することだと思われるかも知れない。

でも、実はそれはそんなに問題じゃない。

それよりも、1人で仕事を淡々とするのが辛い。

オフィスもないので、マクドやスタバへMacを持って行き、カタカタと仕事をしている。

他のメンバーは普段は別の仕事があるし、学生スタッフは学校がある。

フリーランスの人が、1人だけで仕事をしているのには心底尊敬する。

人ともあまり会わず、黙々と仕事をするのは楽しくない。

このことが、仕事をする上でとてもとても大きな問題。

まぁ、他にもお金が全然ないみたいな問題もあることはあるけれど、それはなんとかしようと思えばなんとか出来る問題。
(節約するという意味で)

と、グダグダ言っていても仕方ないので、なにも考えずに仕事をしていこうと思う。

(もし、なにか良いアイデアがあったら教えてください!!!)


まとめ





今まで「これくらいでいいかな」と思っていたところを、もう少しねばる。

まずは、そこから。

筋トレみたいなもので、少しずつ筋肉をつけていけばいい。

続けていけば、仕事の基礎体力がきっとついてくる。

自分はまだまだ基礎体力がない。

そのためには、質より量だ。

がむしゃらに働き、そこから1つ1つ学んでいくことが必要。

そうやって、プロ意識を持ったビジネスマンになっていこう。








2013年9月19日木曜日

こどもしゅっぱん社がわかってきた!





こどもしゅっぱん社をはじめて3クール目。(半年で1クール)

やっと、自分なりに手応えを感じられるようになってきた。


なにが正解かわからない





手本にするものがほとんどない。

“日本初の習い事”なんて言っているけど、他がやっていないので、全てが手探り。

授業カリキュラム、生徒への対応。

考え、試して、改善。

その繰り返し。

試行錯誤の連続だった。

先日、取材で「うまくいかなかったことはありますか?」と聞かれたけど、そんなものは山ほどありすぎて覚えていないほど。

毎週の授業がチャレンジ。

「これでいいのか?」

「うまくいく?」

そんな不安と「どうなるだろう?」という少しの期待を持ちながら授業に挑んでいた。


授業デザインを!




はじめは、ただの雑誌作り教室だった。

雑誌作りの授業をするだけでヒィーヒィー言っていた。

1クール目が終わり、進め方などもわかり余裕が出てきた。

次に考えたのが、授業デザイン。

“どういう力を生徒につけさせるのか?”

ただ、ポストイットにアイデアを出す作業をしていても成長はない。

授業の中でどうやって生徒を成長させていくか?

身につける力(取材力、企画力など)をいくつか作り、それを元に授業カリキュラムを組んでいった。

授業では、具体的にそれぞれの力をつけるための講座や内容を実施。

けれど、なにかがしっくりこなかった。



劇的な成長を!




「どうすれば、生徒が集まるだろう?」

生徒の集客を考えたときに、思いついたフレーズが “劇的な成長”だった。

生徒の成長が親子共に実感が出来れば、それが口コミになり、生徒が増える。

とことんまでに、生徒の成長にコミットしようと思った。

僕たちは別に、いろんな力を子どもたちにつけさせたいわけじゃない。

「やったら出来た」という自信や、努力する楽しさ。

普段出来ない経験をたくさんして欲しい。

いろんな力をつけるのは手段。

自分の成長が実感出来れば、それが自信になる。

出来ることが増えれば、次にやりたいことが見えてくる。

生徒が劇的に成長するためには、どういうことが必要なのか?

どういう力を身につけてもらえば良いのか?

そう考えると、急に授業作りがわかってきた。


圧倒的な達成感




“どんなときに人は成長するんだろう?”

考えて出た結論は、“圧倒的な達成感を得たとき”だった。

高校球児が、夏の大会で負けて甲子園で土を集める。

泣きながら。

あの涙は、達成感だ。

悔しさ、後悔もある。

けれど、今まで「よくやってきたな」という達成感が多くを占めていると僕は思う。

なにかを成し遂げたとき、人は達成感を得られる。

それは、うまくいったときもうまくいかなかったときも。

「今まで必死にやってきた」

その気持ちは、他人と比べるものではなく、自分の中にある絶対的なもの。

こどもしゅっぱん社でもこの気持ちを感じて欲しい。

“ガンバってやり遂げた!”という気持ちがあれば自信になるし、成長に繋がる。


まとめ




「どうすれば、達成感を得られるか?」

ただ、それだけを考えて今は授業作りをおこなっている。

雑誌を作り終えたあとに、”最高の達成感を得る”ことを生徒に目標として課した。

やりきったと思えるように、記事は何度でも書き直させる。

妥協させない。

「ガンバった!」

誰の評価でもなく、自分自身でそう思えるように。



1年半たって、ようやくしっかりとした手応えを感じられるようになった。

まだまだ迷ったり、悩んだりすることも多くあると思う。

でも、今は自信を持って “こどもしゅっぱん社”を人に勧めることができる。

多くの人に喜んでもらえるように、多くの人に届けられるように。

今日も、そのために仕事をする。










2013年9月10日火曜日

学生時代にすべき、たった1つのこと




先日、OBとして大学の取材を受けた。

そのときに、「卒業生として在学生へメッセージを」と言われて、少し考えて、いくつか言わせていただいた。

細かくは話せなかったので、ここに書いておきたい。


学生時代にすべきこと



「学生時代にしておいたほうが良いことってありますか?」

たまに学生の子に聞かれる。

僕は、学生時代にしておくべきたった1つのことは『やりたいこと、好きなことを探すこと』だと思っている。

では、どうやったら、やりたいことや好きなことを見つけられるのか?



好きなことを見つけるためには、やってみること。



ドッチボールが好きな人は、子どものときにドッチボールをして楽しかったから。

ラーメンで醤油味が好きな人は、他の味も食べ、比べた結果その味が好きだとわかったから。

なにごとも、やってみないとわからない。

時間があるうちに、いろいろなことを経験することが大切。

よく聞かれる質問がある。

「海外には行ったほうがいいですか?」

答えは、YesでありNoだ。

「海外に行きたい!」「他の国に興味がある!」

そう思うなら行ったらいい。

僕は、学生時代には海外へ行かないと決めていた。

海外へ行くお金があれば、他の投資(本を買ったり、東京へ行ったり)にまわしたかった。

要は、自分がやりたいかどうか。

なにをするか、そこに正解はない。

大切なのは、自分。

興味があるのなら、やってみたほうがいい。



将来のことを考えすぎない



就活や内定をゴールにして学生生活を送るのはバカげている。

僕の周りで、就活でうまくいった人たちはほとんど就活なんて考えていなかった。

ただ、目の前のことに一所懸命に取り組んでいた。

別に就活対策を考えて、戦略を立て、なにかをおこなっていたわけではない。

戦略を持つことも大切。

就活は、やはり避けられない壁ではある。

でも、それを目標にするのはあまりにももったいない。

まずは、なにも考えずにやりたいことをすればいい。

興味を持ったこと、気になったこと、好きなことに賢明に取り組むことが先決。

「これは、就活の役に立つ?」なんて考えてたら、なにも楽しくない。

ジョブズが、『点と点を繋ぐ』と話していたように、あとで振り返ってみると、なにかが繋がることがある。

未来のことなんて、どうなるか全くわからない。

僕は、自分が子ども関係の仕事をしているなんて学生時代には考えもつかなかった。

目の前にあることに全力で取り組む。

「これをして、将来どうなるのか?」

そんなことを考える必要はない。

社会人になったら、無駄なことが出来なくなる。

だからこそ、学生時代には無駄なことをたくさんしておくべき。

無駄なこと、無駄かも知れないと思うことの中に、将来に大切な宝物がきっと隠れている。


やりたいことなんて簡単に見つからない




「やりたいことが見つからない」なんてことを良く聞く。

けれど、それって当たり前。

"やりたいこと”の答えは自分の中にしかなく、誰も教えてくれない。

やりたいことは、やってみないとわからない。

やりたいことをただぼーっと突っ立って、見つかるのを待っていても見つからない。

やりたいことを見つけるには、とにかくいろんなことをやってみること。

これしかない。

考えていても答えは出ない。

大切なのは、常に探し続けること。

いつか見つかると信じて行動すること。


まとめ



とにかく、興味持ったこと、やりたいと思うことはやったほうがいい。

勉強でもサークルでも課外活動でもなんでもいい。

目の前のことに必死になる経験は必ず活きる。

そのときは、ただ目の前のことに取り組んでいても、あとから振り返るとそれが繋がることがある。

僕は、学生時代に、政治家のお手伝い、テレビ制作会社でのインターンをし、商社に行きたいと思っていた。

その1つ1つを紐解いていくと、自分は社会を変えることがしたいんだと気がついた。

"社会を変える仕事”という観点でやりたいことを探していた。

けど、当時はそんな意識は全くなかった。

ただ、興味あったこと、やりたいことに取り組んでいただけ。

そこには、なんの打算もなかった。

必ずなにか見つかると思って、先のことなど見ずに突っ走っていた。

学生時代にすべきこと。

そこに答えはない。

やりたいことを探し続けること。

興味があることには、積極的に取り組むこと。

誰かがやったほうがいいって言うからやるなんてツマラナイ。

自分がやりたいことをやろう。

好きなことが思う存分出来る。

それが、学生の特権なんだから。









2013年9月4日水曜日

助成金は、いりません。

先日、中間支援センターに団体運営に関するインタビューをしていただいた。

普段、思っていることを口にすることはすごく良い機会。

その中で、自分の中でうまく言葉に出来なかったのが“助成金”について。




「僕個人の思いとして、あまり助成金を取りたくないんです」

そんなことを言ったら、「どうしてなんですか?」と聞かれた。

まぁ、そりゃそうだ。

疑問に思うのは当然。

NPOの多くは、助成金を活用している。

そのときは、うまくまとめられなかったので、あらためて考えてみた。

なぜ、自分は助成金を取りたくないのか?



フィットする助成金が少ない




僕たちの活動は、人件費以外にはあまりお金がかからない。

ワークショップがメインなので、細かい材料費は必要だけど、それ以外に必要経費がない。

場所代と広報費くらいだ。

だいたいの助成金は、消耗品や印刷代としては使えるけれど備品費には使えない。

僕たちとして一番欲しい、一眼レフやパソコンなどは対象範囲外だ。

なので、そもそも助成金を使いたくても、フィットするような助成金がない。

助成金を取らない理由の大きなところは、これ。



助成金は、蜜の味



活動資金はすごく大切だし、助成金というのはNPOにとっては本当にありがたい。

NPOは、基本的に困っている人たちに事業をおこなっている。

困っている人は大概がお金をあまり持っていない。

つまり、サービスをしても対価が払えない人。

性質上、どうしても活動資金は困窮する傾向にある。

だからこそ、そのためにあるのが助成金。

だけれども、そこには功罪がある。


助成金に頼り過ぎてしまうと、助成金のために事業をおこなうことになってしまう。

新規事業のスタートアップとしてうまく活用するのは良いけれど、活動資金を捻出するために助成金に手を出してしまうと本末転倒なことになることがある。


助成金を得るためには、当然事務手続きが必要。

けれど、申請書類を作ってばかりで、本来の仕事がなおざりになってしまっては意味がない。


選択と集中




結論を言うと、「まだ、助成金を取る段階では無い」というのが考えて至った答え。

スタートアップの資金としては、内閣府より助成金をいただいた。

それで機材の購入が出来た。

今は、助成金を取ることよりも、自分達の事業をしっかり確立することが先決。

川北秀人さんがよく言う、「足りないのは本当にお金なのか?」という問いが僕たちにはずばり当てはまる。

確かに、お金は欲しい。

活動資金が足りていないのが現状。

しかし、本当の問題はお金ではない。

やるべきことは、プログラムの開発であったり、日々の活動発信。

それをきちんとすれば、お金は必ずついてくる。

今やるべきことは、事業できちんとお金を得られる仕組みを作ることであって、助成金を取ることではない。


まとめ



助成金は、本当にありがたい。

僕たちも助成金をもらえたからパソコンなどを買うことが出来た。

うまく活用すれば、活動の良い潤滑油になってくれる。

けれど、「お金がもらえる」というのは非常に魅惑的。

「どの助成金に出そうか?」を考える前に、「そもそもなぜ助成金が必要なのか?」と問う必要がある。

助成金は、基本的には一過性。

助成金がなくなったあとは、自分達の活動資金で運営をしていかなくてはならない。

助成金関連の事務作業も増える。

マリオカートのアイテムみたいに、どこで使うのか?誰に使うのか?(なんの事業に使うのか?)が大切。

使い方によっては最高のアイテムになるけれど、失敗すると団体運営自体に影響を与えることもある。

僕個人として思うのは、“試してみたい事業”、“これからガッツリやりたい事業”などの資金として助成金を活用するのがベストだと思う。

助成金をもらえればお金のリスクは減るので新しいことも思い切っておこなえる。

うちの団体も、今後チャレンジするような事業をはじめるときには助成金はうまく活用していきたい。

ただ、今はとにかく事業を軌道に乗せること。

一点突破。

そのためには、選択と集中で助成金に当分は頼らずおこなっていく。