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2012年9月7日金曜日

こどもしゅっぱん社、学生スタッフ募集!!!

前期のこどもしゅっぱん社が終わり、週末には完成披露会をおこないます。

子どもたちからは、「毎日行きたい」と言ってもらえたり予想以上の反応をいただいております。


10月からは後期のカリキュラムがスタートします。

それにあたり、運営を手伝っていただける学生スタッフをD.Liveでは募集しています。

まっったくお金にはなりませんが、立ち上げ期のNPOに関われたり、今までにない教育プログラムに携わるのは非常に良い経験になるはずだと自負しています。


ぜひ、よろしくお願いいたします。


『こどもしゅっぱん社 学生スタッフ募集』

滋賀で日本初の教室を一緒にしませんか?



滋賀県草津市で小学生が雑誌を作る教室をしているNPO法人 D.Liveと申します。

子ども達と一緒に授業へ参加し、カリキュラム内容などを考えていただける学生さんを募集しています。

「教育に関心がある」「子どもと関わりたい」「NPOに興味がある」そんな人は、ぜひぜひご連絡ください。


(概要)

小学生が地域に取材へ行って雑誌を作る教室です。

子ども達が、一眼レフカメラやパソコンを使い、自分たちで企画を立てて雑誌を作っていきます。




(このプロジェクトの目的や狙い)

日本の子どもは、5人に1人が自分に自信がないと言います。

また、地域の希薄化により、近所のおっちゃんやおばちゃんを子ども達は知りません。

こどもしゅっぱん社では、雑誌作りを通して正解のない課題に取り組む中で、「やった!出来た」「わかった」となることで子どもたちの自信を育むことを一つの目標としています。


そして、取材活動を通して地域の人たちを知り、子ども達が商店街のおっちゃんに普段から挨拶が出来るような地域作りをおこないます。

子どもが中学・高校生になったとしても、まちの人と気軽に挨拶をしたり相談が出来るような地域で子どもを育めるまちを作ることを目指しております。




NPO法人 D.Liveとは?)

学生団体として2009年から活動をしており、20125月に法人化。

『誰もが夢を目指せる社会を作る』ことをミッションで活動中。

こどもしゅっぱん社のほかには、小学校で授業の実施や商店街広報誌作成、地域のイベントプロデュースなどをおこなっています。




<活動内容・活動対象>

【授業運営スタッフ】


・授業へ参加して、子ども達のサポート

毎週おこなっている授業に参加して、子どもたちのサポートをしていただきます。

先生というよりも、ファシリテーターという役割で子ども達が困ったときにアドバイスをしたり、声かけなどをして子どもたちと一緒に授業を作っていきます。


・カリキュラムの作成・改善

子ども達がより楽しく参加出来るように、カリキュラムを一緒に考えていただきます。

授業に参加して、改善点などをスタッフみんなで話し合い、よりよい授業を作るために打ち合わせなどを実施。


・授業運営に関する業務

写真の撮影、授業レポート(ブログ)の作成、子ども達へのコメント記入、授業に使うプリントの作成など。



<活動時間・頻度>

・授業(毎週土曜日 9:00 12:00
 その後、30分ほど振り返りを実施します。(場所:南草津駅前のフェリエ)

・授業の打ち合わせ(毎週 2hほど。基本的にはスカイプ)

・資料の作成(事務所 又は各自が自宅で作業)



<活動場所>

滋賀県草津市内

D.Live
事務所:南草津駅より徒歩10

授業は、南草津駅前徒歩1分の市民交流プラザ(フェリエ5階)でおこないます。


<備考>
・授業では、子ども達にillustratorPhotoshopを指導することもあります。
 そのため、それらのソフトを使えるようになるための研修もございます。


<求めている人材>

・将来、教師になりたい人
・子どもと接することが好きな人
・社会を変えたい人
・学生時代、なにかしたい人
・ファシリテートやワークショップを学びたい人
・自分で起業してみたい人
NPOに興味がある人
・デザインが得意な人
illustratorPhotoshopが使える人


<期間>

2012
9月 ~ 20133月まで

期間は、希望によって変更することは可能です。
 また、基本的に授業への出席は必須ですが、調整もできます。


<参加するメリット>

・創業期を体験出来る
・日本で初めての事業に参加出来る
illustratorPhotoshopのスキルが身につく
・子どもと関わることが出来る


<メッセージ>

日本の子どもは、3人に1人が「自分に孤独を感じている」と答えています。

地域の繋がりが希薄化し、挨拶したり気軽に話せる近所のおじさんもいません。

こどもしゅっぱん社を実施していくことで、子ども達が地域の人たちと挨拶が出来るようになったり、少しずつ自信がついてきます。

春に開校した教室では子どもたちが自らUSJに取材交渉をするなどといったこともありました。

ゆくゆくは、子ども達だけで雑誌を作れる本物の「こどもしゅっぱん社」を作ることを目指しています。

子どもの教育に関わりたい、おもしろいことがしたい、まちづくりに興味がある人はぜひご応募ください。


<ご連絡先>
NPO
法人 D.Live
ytapples613@gmail.com
(田中)
Twitter
ytapples613
Facebook
:田中 洋輔
090-3619-5296

2012年8月14日火曜日

NPO法人1年目の苦悩と見えている光


photo credit: james_clear via photo pin cc


NPO法人の代表理事1年目。

まだまだバイトをしながら食べている状況。

仕事も増えてきているけれど、まだそれだけで生活出来るほどの余裕はない。

バイトしながら仕事をするのは正直キツい。

学生ばかりがいるところでアラサーの自分が働いているのを考えると「なにをしているんだろう」と徒労感におそわれる。



去年の自分はどうだった?


ふと、去年はどんなことをしたのかを考えてみた。

1年前は、夏の2ヶ月間に出稼ぎで長野へ行っていた。

長野へ行くまでは、バイトをしており、なにか環境を変えようと思ってバイトを辞めたところだった。

3月にずっと考えていた企画をゼロに戻し、改めてどんなことをするかを考えていた。

方向性は見えたけれど、その先のどうしていくかの具体的なところがさっぱりだった。

とにかく、煮詰まっていた。

長野では、朝から晩まで働き、風呂へ入り、寝る。

その繰り返し。

周りにスーパーもなにもない閉鎖的な環境で2ヶ月を過ごした。

未来を考えると、あんたんたる気持ちになった。

3年間、団体をやってきていたけれど、その間ずっとどういうことをするかを模索していた。

目指す社会像はあったけれど、どうすればそれを解決できるのか手段がわからなかった。

仮説を立てて、企画を作り、ヒヤリングをして、事業計画を作る。

うまくいきそうもなかったら、ゼロからやり直し。

長野に行っていたときは、ちょうどやり直しはじめた頃だった。


”ほんとにこんなことしていて意味があるのか?いつになったら、出口は見つかるんだ?”


そんなことを思っていた。

光は全くと言っていいほど見えていなかった。



今から振り返って


今は、バイトもしながら仕事をしていて確かにキツい。

同年代のNPO経営者が活躍しているのを見ると焦る。

けれど、去年はもう全然なにも見えていなかったことと比べると今はすごく幸せだ。

良い話もいくつかいただいているし、手伝ってくれるスタッフも増えている。

知名度も上がってきて、行政や地域の繋がりも出来た。

起業1年目は、踏ん張るときだと覚悟して滋賀へ乗り込んできた。

ここがまさに天王山だと思う。

この厳しいところを乗り越えられれば、かなりラクになるはず。



さいごに


「NPOをしよう」

そう決心するときに、1冊の本を開いた。

バイブルとしていつも読んでいた岡本太郎さんの『自分の中に毒を持て』だ。




危険だ、という道は必ず、自分の行きたい道なのだ。ほんとはそっちに進みたいんだ。だから、そっちに進むべきだ。ぼくはいつでも、あれかこれかという場合、これは自分にとってマイナスだな、危険だなと思う方を選ぶことにしている 
誰だって人間は弱いし、自分が大事だから、逃げたがる。
頭で考えて、いい方を選ぼうなんて思っていたら、何とかかんとか理屈をつけて安全な方にいってしまうものなのだ。 
かまわないから、こっちに行ったら駄目だ、と思う方に賭ける。


NPOなんて未知の世界で、教育にもほとんど携わったことがない中での決断だった。

タフな状況になることは十分に予想が出来ていた。

苦しんだ分、その先には必ず光が差し、道は拓けると信じてここまで歩んできた。

まだまだ大変な状況は変わらない。

30近くになって、周りの同級生などは結婚して子どもができたりしている中で、「このままで大丈夫なのか?」と不安を覚えることもあるけれど、自分が決めた道。


どんなことがあっても、”社会を変えたい””誰もが夢を目指せる社会を創る”ことをこの人生でやっていきたい。


支えてくれてる人、手伝ってくれる人、僕の周りにいる人たちみんなに感謝を込めて。 

2012年8月






2012年8月13日月曜日

studio-Lさんと栗東市のワークショップに参加したよ





土曜日、草津市のお隣にある栗東市へ行ってきた。

栗東の安養寺では、『コミュニティデザイン』でおなじみの山崎亮さん率いるstudio-Lさんと一緒に、都市計画課が主体となってまちづくりをおこなっている。

(ちなみに、草津市でも山崎亮さんに秋からお世話になる予定。やった!)

今回は、安養寺のガイドブックを作るプロジェクト。

地域の人たちが知らなかった安養寺の魅力を知ってもらったり、全く知らなかった人たちが来たくなるような、そんなガイドブック作りを市民の人たちと一緒におこなっている。



ワークショップの実施




今回は、2回目のワークショップ。

僕自身は、前回に参加してなかったので今回がはじめて。

地元の高校生も参加して、みんなでワークショップを実施。

前回やったことや今回のプロジェクト趣旨をstudio-Lのスタッフさんから説明があり、そのあとみんなでワーク。


「紹介したい人」
「紹介したい場所」


この2点について考え、ポストイットにどんどん書いていく。

高校生は、あまり地域のことを知らないためなかなか書けないでいた。

一方、地域のおっちゃんたちはどんどん書いていく。

しかも、”よしのぶくん”などといったバリバリ固有名詞で。


若くてやる気満々のおもしろいまちの人




このプロジェクトは、行政の人たちと地域のボランティアさんたちで企画・運営されている。

地域の人たちのパワーがすごくて、まちのこともよく知っている。

しかも、20代 〜 30代の人たちが多くて頭も柔軟。

こういう人たちが中心となってまちづくりをおこなっているんだから、おもしろくならないわけないし、僕はまだ安養寺のことをあまり知らないけれど、きっとここのまちはすごくおもしろい魅力あふれるまちなんだと、この人たちを見ているだけでわかる。


まとめ





個人的にstudio-Lさんのワークショップはすごく勉強になった。

これからもこのプロジェクトに関わらせていただくので、すごく楽しみ。

次回は、まちの人たちへ取材だ。


今まで子ども達にさせていた取材。

今度は、自分が行く番。

「ほらっ、あの人に聞いたら?」なーんて言っていたのに、自分が今度は聞いてこないと。

まちの人たちと話すのは、すごく楽しいので少し緊張するけど楽しみ。







2012年8月12日日曜日

草津で円卓会議に行ってきたよ



先日、草津市役所で『市民協働円卓会議』があった。

40人近くの方々が集まり、まちづくりについて話し合った。

そのときの内容と僕が思うことを書こう。


円卓会議ってなに?




地域の人たち(誰でも)が参加して、地域について考え、プロジェクトを実行するための会議。

まちの政策というのは、行政やNPOなどが主体的になっておこなっている。

市民の人は、「こんなことを地域でしたい」という思いや不平・不満などがあっても、なかなか政策へと反映させることは難しい。


だからこそ、円卓会議で地域の人たちが思っていることや、考えなどを話し合って実行することで、よりよいまちづくりをおこなっていこうというのが基本コンセプト。



第1回目の会議




今回は、今年1回目の会議であったので、ざっくりしたテーマで話し合いをした。

形式は、ワールドカフェ。

30分ほど班で話し合い、1人だけがオーナーとして残って他の人たちは違う人たちと班を組み、再度話し合いをおこなうという手法。

オーナーがさっきまでその班で話し合われていたことを模造紙に書かれているメモを見ながら説明をすることで、より深く、広く議論が出来るのが特徴。



テーマ 『まちづくりとは?』


参加者は、自営業の方や地域の人たち、スポーツ振興をされている年配の方、行政職員の人たち、NPO関係者、学生など多岐に渡っていた。

都市開発が進むことで起きている弊害を述べる地元の方やスポーツ振興に関わるおじさん、ダンスを通して地域の繋がりを作ろうと考えている人たちなどなど多様な人たちと、まちづくりに関して話し合いをおこなった。


多くの人たちと話し合った中で出てきた意見は、「草津の特徴やシンボルがほとんどない」ということ。

よく「温泉があるところですよね?」と言われるが、それは群馬県。

滋賀県の草津には、スーパー銭湯しかない。

目玉のようなものを作って観光客を増やす、琵琶湖を使ってなにかする、そんな意見なども出た。


僕が思うまちづくり



今回は、なにかを決めるってよりも座談会のような雰囲気だった。

みんなが好き勝手に思うことを話し合う会。

そのため、出来るだけ聞き役に回り、市民の人たちがどんなことに困っており、どういうことを望んでいるのかを聞かせてもらった。

あえて自分の意見は、述べないようにしていた。


では、僕が思うまちづくりとは?


僕は、シンボルやウリを作ってもそれは一過性でしかなく、あまり意味がないと思っている。

世界遺産で多くのメディアに取り上げられたところも、数年後には閑古鳥が鳴いている。

モノは、飽きられる。

すぐに他のものに取って変わられる。

僕が注目しているのは、住んでいる人だ。

モノは別のところにも同じものがあったとしても、人は一人だけだ。

「あの人に会いたい」「おもしろい人がいるみたい」

そんな感想を持ってもらって、人が集まったり、地域の人たちが自分のまちに誇りを持てるようなまちづくりがしたい。

そうすれば、何年たっても子ども達はこのまちに愛着を感じ、大学で上京したとしてもきっと帰ってくる。



さいごに


どうしてもまちづくりというと観光をメインにしたり、なにか名物を作ることに走ってしまう。

けれど、それよりも大切にすべきことは今住んでいる人が、5年後も10年後もずっとその地域に残ってくれること。

子ども達が大きくなってもちゃんと帰ってきてくれることだ。

特に草津は、今はバブルで人が増えている。

しかし、5年後はどうなっているかわからない。

便利さと安さだけが魅力でこの地へ来た人は、他によりよい条件の場所があれば簡単に移ってしまう。

そのためにどうするかを考えるのが、今おこなっているまちづくりの目的だ。

これから、毎月この円卓会議はおこなわれる。

市民の人たち、行政やNPOなどみんなで協働して、よりよい草津もまちを作っていきたい。

2012年8月2日木曜日

NPO をはじめたいあなたへのブログ



photo credit: the air we breathe. via photo pin cc



このブログを書いている理由は二つある。

一つは、活動報告。

NPO法人 D.Liveという団体がどんなことをしているのか、どんな考えがあるのかを伝えるために。

もう一つは、これからNPOをはじめたい人への参考にという意図がある。




NPOをしようと思っている人へ


僕がNPOをやろうと思ったのが4年前。

社会起業家という言葉が出てきた頃だ。

その前までは日本人のNPOが注目されることなんてほとんどなかった。

僕自身、社会起業家については知っていたし海外の事例については本などで見たこともあった。

けれど、日本にもそういった人や団体があることは知らなかった。

日本で出来る、日本にもいるということを知って、この道へ進もうと決めた。


けれど、そこから4年はずっと手探りだった。


社会起業家に関連する本は全て読んで、どうやって経営を成り立たせているのか、どんな問題意識を持っているのか知りながら勉強をしていった。


コンペに出たり、いろいろな場へ行って人に会い、助言を仰いできた。

そういった場で学んだことは非常に多い。

それらのことを、これからNPOをしたいと思っている後輩の人たちへ伝えたい。



日本にもっと事業型NPOを!


僕は、日本にもっと多くの事業型NPOができてほしいと思っている。

日本は課題先進国と呼ばれ、多くの社会問題がある。

少しの団体だけでそれらの課題をすべて解決することは不可能だ。


社会問題を解決しようという志を持つ団体が一つでも多く日本に出来ることで日本の社会は明るくなる。


僕たちの団体D.Live では、『誰もが夢を目指せる社会を創る』というビジョンがある。

けれど、多くの団体と協働しあって社会を変えていかないとこのビジョンは達成できない。


一人でも多くの人がNPOのことを知り、少しでも多くの人がNPOを立ち上げ、彼ら彼女たちがスムーズに運営できる一助になればと思いながらこのブログを書いている。


過去は美化されるし、本や雑誌で赤裸々な体験記はあまり書かれていない。

『苦労した』の一言ですまされがちだ。

僕もあまり内情を話したくはないけれど、出来るだけ公開するようにしている。

特に、うまくいったことや失敗したことをリアルタイムで書き(そうでないと過去は美化される)、今後はもっと感情を入れてもいいかも知れないと思っている。

読者は、当時の自分だ。

あのときどんなことで困っていたのか、なにが知りたかったかを考えながら書いている。



まとめ


赤裸々に書くと言っても出来れば書きたくないことも多い。

全然稼いでないなんて知られたくないし、バイトしながら食ってるということも秘密にしておきたい。

けれど、現実を伝えたほうがよりリアルだ。

なかなか表に出ないことだからこそ僕がここで書く意義がある。

NPO に興味がある人で知りたいことがあればどんどん質問してもらいたい。

僕が答える範囲ですべて答えるので。



編集後記


この記事は、自分を追い込むために書いた。

過去の自分へ向けて書いているのは本当だけれども、失敗や書きたくないことに関してはほとんど記事に出来ていない。

どんどん書いていくためにもこの記事を書いて、自分にプレッシャーをかけてみた。














2012年7月21日土曜日

NPO法人を立ち上げた僕が常に考えている2つのこと



photo credit: Toni Blay via photo pin cc 



 NPO法人を立ち上げて1年目。

まだまだ駆け出しの代表理事で経営者だ。

そんな僕が常に考えていることは2つ。



どうやって経営を安定させるか?


1つ目は、経営に関して。

これはNPO法人も株式会社も関係なくて、経営が成り立たないとそもそも存続できない。

人も雇用できないし、自分がまず食っていけない。

「NPO = ボランティア」という認識はまだまだ多いけれど、収益を上げなければNPOも経営が出来ない。



どうやって社会を変えるのか


もう1点は、NPOだからこそ。

僕たちは、社会を変えるために仕事をしているので社会を変えられないなら意味がない。

そのため、常に ”どうすれば社会は変わるのか?”  ”どうやって社会を変えるか?” を考えている。

社会問題は複雑で、猫が遊んだあとの毛糸みたいにぐちゃぐちゃに絡まっている。

様々な要素を分解し、なにが問題でどうやったら解決することが出来るのかを統計データにあたったり、当事者へヒヤリングをしながら解いていく。



バランスの取り方


経営的にうまくいく事業でも社会を変えることに意味をなさなければやる必要はない。

かと言って、社会を変えられるけれど赤字にしかならない事業ばかりをしていても継続できない。

そのあたりのバランス感覚が非常に難しい。



さいごに


社会を変えることを考えるのは楽しい。

自分たちで社会を変えられるなんて夢みたいだ。

いや、夢じゃなくてちゃんと社会変革しなきゃいけないんだけど、「社会を変えたい」と思っていた学生時代の夢(願望に近い)を叶えられる仕事が出来ているのは本当に幸せ。


ただ、「社会を変える」というのは当たり前なんだけど簡単なことじゃないし、甘い気持ちやなんとなく格好良さそうみたいな考えで出来ることではない。


正直、どうやって社会を変えたらいいのかわかんなくて、なんかでっかいものを相手にしててどこをどう攻撃すればいいのかもわかんなくて苦しむこともある。


けれど、僕は子ども達が希望を持てる社会にしたいと思うし、子どもの可能性をもっともっと伸ばせる国にしたい。


紛争地域でもないのに自殺がこんなに多くて、他国に比べたらなに不自由ない暮らしが出来るのに自分の将来に希望が持てていない子どもが多いのはあまりにもおかしい。


まだまだちっぽけで、出来ることは少ないけれど、コツコツコツコツ少しでも社会を変えられるように僕は明日も種を蒔く。








2012年7月15日日曜日

苦手でしょうがない異業種交流会で学んだこと


photo credit: ósma trzydzieści via photo pin cc


記事に書いたように、僕は人見知りで人と会うのが苦手だ。

イベントなどにも極力行かないようにしている。

けれど、面白そうな企画や誘っていただいたものには顔を出すこともある。

先日は、南草津でおこなわれていた交流会へ行ってきた。

市役所の方に勧められ、面白い人に会えそうだったので参加することにした。



苦手な苦手な名刺交換会


僕は人脈という言葉が嫌いだ。

名刺の数を増やしたからといって仕事に繋がるわけでもないし、関わるからにはコミットした関係を築きたい。


名刺を配りまくってる人と後日ばったり会ったときに、『はじめまして』と言われたときのゲンナリさは半端ない。

なので、名刺交換会とか異業種交流会は好きじゃない。

なにより僕は人と関わるのが苦手なので積極的に声をかけたり、自ら名刺を交換することが出来ないのだ。

この日あった名刺交換も、他の人から声をかけていただいたので出すといった感じでどうもうまくいかなかった。



名刺交換で思ったこと


名刺交換のときに自分の営業をゴリゴリされる方がいる。

僕はそんなことぜっっったいに出来ないので「すごいなぁ」と思う。

ただ、少しうまくないなとも思ってしまう。

『わたし、こんなことしてます。うんぬんかんぬん。こんなんできます。ペラペラ』

この日はそんなことなかったけど、売り込みに熱心で自分の話ばかり。

営業は相手に話させろというのは基本で、相手がどんなことを考えてるのかをもっと知らないといけない。

「もっと質問したらいいのに。もっとマーケティング的にとらえたらいいのに」

そう思って、はっとした。

名刺交換のときに、僕からもっと質問すればよかったのだ。



多くの人から少しずつ学ぶ


人はあまりにも、専門家や指導者などという人々がすべての答えを持っていると考えがちであるが、現実は、知識はもっとはるかに広く分散している。


先日読んだ『小さく賭けろ』に誰からでも話を熱心に聞く政治ジャーナリストの話があった。

「多くの人から少しずつ学ぶ」ことで、独創的アイデアや洞察を見いだすことが出来るという。


名刺交換会に来られている人は僕が出来ないことが出来る(僕なんて、あの場に行くことすら大変なことなんだから)

そう思うと聞きたいこと知りたいことってのがたくさん出てきた。



人と会ってしんどくないのか?


実際、名刺交換会での営業成績は?


どこで情報を仕入れているのか?


僕が知らないことをどんな人でも必ず知っている。

そこから学ぶ姿勢はとにかく大事だ。



まとめ


学生時代は、もっと謙虚に学ぶ姿勢を持てていたと思う。

けど、いつの間にかそんな心掛けは忘れてしまっていた。

余裕を持てなくなっていた。

どんな人からも学ぶことはある。

我以外皆師也

好奇心を持って人と接してみよう。

なんだか人と会うのが楽しみになってきた。