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2012年6月22日金曜日

仕事なんて9割はおもしろくない





理想としている自分は、もっともっと先にいて常にそれを追いかけている。

けれど、先へ先へと行かれて追うのが辛くなることもある。



みんなの活躍


同年代や周りの仲間が活躍するのは純粋に嬉しい。

刺激にもなる。

ただ、一方では悔しくもある。

自分はまだまだだなって思ってしまう。

無駄に焦る。

人は人で、自分は自分。

そんなことはわかってるけど、なかなかうまくいかない。

イノベーター公志園のときもそうだったけど、「負けたくない!」という気持ちが強く、強く出てしまう。

生産的に仕事をするために、なるたけ感情はオフにするよう心がけている。

でも、活躍している人を見ると頭をガツンと殴られた気持ちになる。



今の状況


周りから見ると、そう悲観する状況ではないと思う。

仕事は増えていて、"こどもしゅっぱん社”の評判も良い。

まだ、本格的に始めて半年で他の人から「なにゆってんねん」と言われるかも知れない。

焦る必要がないことはわかっているけど、それでも焦ってしまう。



不安や辛いことがあるから喜びがある


今、僕がやっている仕事は長年ずっとやりたかった仕事。

「こんなことでメシが食えるようになったらいいな」と思っていたことだ。

でも、「仕事が楽しい」って感覚は僕にはわからない。

ほとんどの仕事は辛いし、しんどい。

子どもたちと関わるのは楽しいけれど、体力的にしんどいし、なによりもカリキュラムを作るのは大変。

子どもは日によってモチベーションが違っていて、言葉選びも難しい。

悩むし、毎回授業の前の日は怖い。

「うまく出来るかな?」
「子どもたちついてこれるかな?」
「楽しくしてくれるかな?」

不安でたまらなくなる。


それだけ不安で、恐怖を持ってやっているからこそ、うまくいったときにはなにようにも代えがたい喜びがある。

授業がうまくいき、子どもたちの成長が見られたときなんて、トマトを投げて騒ぎたいくらい嬉しい。



仕事は、楽しいかね?


他の人たちを見て焦ったり、不安に思うこともある。

理想の自分に手を伸ばしても届かなくて、嫌気がさすときもある。

自分に全然自信が持てなくて、宇宙兄弟を見ながらテンションをあげることもある。

”仕事は、楽しい”

そんな言葉は、ウソだ。

嫌なこと、辛いこと、しんどいことがあるから喜びがある。

華やかな仕事に見えることでも、裏には何百という細かい仕事がある。

ジョブズのプレゼンにしても、あり得ないほど何回もやったリハーサルのたまもの。

好きな仕事、やりたかった仕事だから毎日が楽しいなんてことはない。


ただ言えることは、非常に充実しているし、多くの人たちの支えが有り難いと痛感するってこと。

自分が「やりたい」と思っていることをいろんな人たちが応援してくれ、手伝ってくれ、声をかけてくれる。

それはほんとに有り難くって、幸せに感じる。

もし、そういうことも全て含んで

『仕事は、楽しいかね?』

と聞かれるのであれば、僕は迷わず首を縦にふる。



さいごに


経営者1年目。

悩むことばかり。

イヤになることもある。

不安に思うことも多い。

けど、しんどいことがあればあるほど、うまくいったときの感動は言い表せれない。

多分、これは仕事でしか味わえない醍醐味。

これからも不安に思ったり、落ち込んだり、辛かったり、イヤになることもいっぱいあるだろうけど、その快感がある限り、僕はいつだって力強く前へ一歩を踏み出すことができる。



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