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2012年6月5日火曜日

「my home town わたしのマチオモイ帖」に行ってきた。






昨日は、大阪のメビック扇町でおこなわれている「my home town わたしのマチオモイ帖」に行ってきた。


日本国内のクリエイター約340組が、自分にとって大切な、ふるさとの町、学生時代を過ごした町や今暮らす町など、
それぞれの思いや出来事が詰まった町を、手の中に入るくらいの冊子や映像にして届けます。


いろいろなクリエーターの人たちが、様々な形の冊子を作っていて、すごくおもしろかった。



行った理由




うちの団体は、雑誌を通して地域を繋げる”こどもしゅっぱん社”をおこなっている。

今のところは、子どもたちが取材に行って、雑誌を作成することが主になっており、”地域を繋げる”というレベルまでは到達できていない。

「なにかヒントをもらいたい」

そんな気持ちで参加してきた。



”おもしろいもの”と”おもしろくない”ものとの差




ワンフロアだけの展示だったけど、2時間くらいいてかなり楽しめた。

いろんなアイデアをもらい、メモをいっぱいした。


その中でも、非常に参考になったのは、”おもしろいもの”と”おもしろくない”ものとの差に関して。

クリエーターの人たちの主観がたっぷりなものは、すごくおもしろかった。

全然知らない人だけど、共感できた。


一方、地域の人たちのインタビューなどはあまりおもしろくなかった。

「大学卒業して、フランスへ留学しました」

そんなこと言われても、『知らんがなっ!』という世界。



事実には、余白が必要




事実を長々と語られたとしても、僕は共感出来ない。

有名人が語る分にはおもしろいのだけれど、知らない人のことにはあまり興味がない。

”りんご作り36年”と書かれていて、おばあちゃんがめっちゃ笑っている写真のほうが何倍もインパクトがあり、おもしろかった。

事実は、出来るだけ少ないほうがいい。

余白があれば、僕たちはその部分を想像することが出来る。

「おばあちゃんは、雨の中でりんご作りが大変だったこともあったんだろうなぁ」

そんなことを写真を見ただけで思ってしまう。

やはり、写真が持つ力は大きい。


閃いたアイデア


子どもたちが普段見ているまちの姿を写真に撮るのは良いかもしれない。

登下校のときに見ているまちを写真におさめ、そこにコメントをいれる。

「鬼頭さん。怖そうな名前。どんな人が住んでるんだろう?」

みたいな感じ。

普段、子どもたちがどんな目線でまちを見ているのかは興味がある。

いつもはいかないまちあるきもいいけど、いつも通るところで行うまちあるきもきっとおもしろい。




さいごに

お世話になっている”よたねっと”のもあった!


子どもたちで、こういう作品を作って展示会がしたいなぁって思った。

いろいろな地域で”こどもしゅっぱん社”をやって、いつかは展示会を行うのもいいな。

そんなときが来るのが、今から楽しみ。


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